【おー、モアイコーチ】 No.4367

【おー、モアイコーチ】

“おー、モアイコーチ!”
“おーコーチ!”
“こんにちは。”

F永さんを迎えに長居駅に向かっていると、

セレッソのシャツを着た5年生3人組に会う。

“こんにちは。 どうしたん?”

“今からセレッソの練習です。”

“そうか。”

“コーチは?”

“目が見えへん人と走る約束をしてるねん。”

“何キロ走るのですか?”

“2kmを5本”

“へー。”

“がんばってこいよ。”

“はい。”

雨の中、傘もささず、ハムスター団子のようにくっついて練習に行きました。



F永さんとアップをしてから2kmのインターバル5本

走る前の希望としてはキロ4:20では走りたい。

一本目 4:11 4:19 8:30
レスト 1:12
二本目 4:14 4:11 8:25
レスト 1:19
三本目 4:09 4:16 8:25
レスト 1:29
四本目 4:14 4:19 8:33
レスト 1:30
五本目 4:15 4:11 8:26

すごい。

こんなしんどい練習 素晴らしいタイムで走りきりました。

ダウンして、駅まで送っていって、私が着替えようと思ったら、

また、見慣れたハムスター団子が目の前に現れる。



“おー、モアイコーチ!”

きみ達の第一声はいつも同じやな。

“もう走ったのですか?”
“何周走ったのですか”
“どうして目が見えなくなったのですか?”
“目が見えない人とどうやって走るのですか?”

という質問に順次答えつつ

“君達、着替えは? びしょ濡れやん。”

“ありません。”

“そんなんで地下鉄乗ったら凍えるで。”

“大丈夫です。地下鉄には乗りません。車で迎えに来てもらいます。”

“そうか。”

“かばが迎えに来ます。”

“カバ?!”

“そう、かば。 おれのお父さん。”

私も子ども達と待ちながら着替えようと思って原付を移動し、着替えながら

カバ号を待つ。

ほどなくお迎えは来て、かばさんにもご挨拶できた。







2kmX5本も雨の中、目を皿のようにしてキロメートル表示を見落とさず

頑張って走ったのだけど、

子どもらとの印象が強烈過ぎて、どうやって走ったか忘れたわ。











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