【天からの声】 No.4687

【天からの声】

“モアイコーチーーー”

 お、きょろ、きょろ。

審判をしようとグラウンドの真ん中で子ども達を待っていると

どこかで誰かが私を呼んでいる、ような。

空耳なのか、なんなのか。

私を呼んでいる声が聞こえる。

キョロキョロしても声の主は見当たらない。







“モアイコーチーーー”

どうしたんや、まだ聞こえるで。

その声に反応して、やたらキョロキョロしてしまうのだが、

声の主は見当たらず、もどかしい。 なんかかっこ悪いような。



結局、グラウンドの反対側の門の所から遅れて自転車で来たコーチが

私を呼んでいた。

学校への入り口がわからない様子で私に助けを求めていた。



“呼んだら、すごい反応で、腹抱えて笑っていたのですよ。”

“だって、どこから呼ばれているか、全然わからんねんもん、探すわな。”



入り口を教え、こちらからはお母さん方を迎えに行かせて

やっと合流できました。



天から名前を呼ばれるのも、悪くないね。 楽しい。





コメントを残す