【始まりは思いから】
現在では、オリンピックの後はパラリンピックがセットになっているモノだと
思っていましたが、
”まるわかり! パラリンピック”
という本を読んで、パラリンピックのはじまりを学びました。
初めは病院の先生が、車いす患者の治療にスポーツを取り入れると
スポーツが患者の体力づくりや精神的な助けになっていることを気付き
1948年7月29日イギリスのロンドンで
ロンドンオリンピックの開会式が行われているその日に、
イギリスで車いす患者のアーチェリー大会を開催しました。
このときすでにその先生は
「将来、この大会が国をこえ、障がいのある選手のための
オリンピックになるように」
と、障がいのある人たちのスポーツが世界に広がる未来を語りました。
出発点のタイミングのよさと、何より、その思いが世界に広がり
現在に至っていることを感じます。
「失われたものを数えるな、残された機能を最大限に活かせ」
できることを活かし、新たなチャレンジをくり返すパラリンピックの選手達は
いつもそれまでは限界と思われていた壁を破り、次の限界に挑戦しています。
最初のアーチェリー大会の参加者は男子14名、女子2名でした。
こんなに小さくても、思いは引き継がれ、大きくなっていくのだなと、
風呂でこの本を何度も何度も読み返しました。