【チベット旅行記】
河口慧海さんの書いた”チベット旅行記”を夢中になって読んでいますです。
仏教の解釈が異なることに氣が付いた慧海さんが仏教の原典を求め
チベットに向かうお話 100年ほど前の明治時代のお話です。
インドからネパールに入りって、その当時のインドはイギリス領か。
4000mを越えた地帯で雪水が溶けた河を渡り、
荷物が重いから背負わそうと羊を買ったら、その羊が動かない。
村人に訊いたら”羊は寂しがりやがから一匹じゃ動かない、2匹飼いなさい”
と言われて、羊2匹と共に行動したり、
道がわからなくなったら座禅を組んで瞑想し、行く方向を検討する。
寒すぎてもう少し下りたいのに羊さんが疲労で動けない。
2匹の羊に挟まってマントを被りながら座禅を組んで一夜を過ごしたり
現地で誰に話しても”あぶないからやめておきなさい”と止められる。
荷物を落としても、この荷物は今後不要だったのだとポジティブシンキング
強盗にあっても、命があればいいやと、
強盗さんの求めるものをすべて与えてしまいます。
後に羊は1匹じゃ動かないからと、ヤギを買ったりしている。
時計は持っている様子ですが、磁石は失くしてしまって
人と話をしながら旅を進めています。
講話をすることでありがたがられ、宿や食べ物は何とかなっている
まだ上下巻の上の半分くらいですが、もう止りません。
走るより、読みたい感じです。
検証しながら読んだら、一生かかるだろうなあと思いながら
40里を6日かけて進み、って、そんなすっ飛ばしたらもったいないやんと
私なりに味わって読んでいます。
起きた現象の解釈が大事だな感じています。
さてこれからの慧海さんの大冒険、もう少し楽しみますわ。