【小辺路宿事情】
私は野宿なのに、宿は関係ないのですが、
旅の間、いろいろな方とお話をして感じることがあったので少しだけ。
初日の大股でちゃんとしたご飯を食べてくなって、
クロネコヤマトの兄ちゃんに聞き、コースを大きく外れて
かわらび荘
でラーメン定食を食べた。
“ラーメン定食なんてあったかいな。”
(おばあちゃん 壁に貼ってある札を見て)
“あるなあ。”
一瞬、また、志村けんのような店かと思ったが、
ちゃんとしたラーメン定食を食べれた。
追い抜かした人と話をすると
高野山から本宮まで4日で行く人が多い。
大股(野迫川温泉)、三浦口、十津川温泉
で泊まる様子。
しかし、三浦口には民宿が2軒、しかもそれぞれ2部屋ずつしかない。
野迫川温泉で予約を入れても、三浦口の宿が予約できないために
後から野迫川温泉の宿をキャンセルする方も多数。
また、これらの宿は世界遺産小辺路を歩く宿として
旅行会社によって全世界に発信されているそうで、英語をはじめ
スペイン語、ロシア語、中国語などのホームページのお陰で
日々、世界のお客さんが泊まりにくるそうです。
なら、三浦口で宿屋をしようと、誰もが思うのですが、
三浦口から買い物に行くところがない。
しかし、十津川村長の娘さんのお婿さんも同じ事を考えているようなので、
もうじき三浦口にオシャレな宿屋ができるかもしれません。乞うご期待。
一人歩きの人が高野山から小辺路への取り付きがわからず
散々迷ってその日に泊まる野迫川の宿屋に迎えに来てほしいと連絡が入る、
という話を2日目のバスの運転手さんがしてた。
その話には私もピーンと来た。
高野山周辺の地図は南海電鉄が出している高野三山/女人道コースのイラストマップが
案内板ともマッチしてて素晴らしいできばえなのですが、
小辺路との整合性が考慮されていなくて、女人道から小辺路に入るときにとても悩む。
http://www.nankai.co.jp/var/rev0/0003/4216/kouya-nanakuchi.pdf
3日目朝に再び
かわらび荘
に寄り、おばあちゃんと息子さんとコーヒーを飲みながら
私の持っている3種類の地図を並べて
“高野山まで迎えにいく話”
を詰めた。
“お客さんほっとかれへんし、夕ご飯前の慌しい時間だと難儀なんですよ。”
“帰り高野山に寄るし、観光協会になんか提案してみますわ。”
“お願いします。”
小辺路に行きたい人は早く南に下りたい。
細かい話になるが、
案内板18番の轆轤(ろくろ)峠が他の地図にも載っている。
案内板19番にハッキリした南へ行く道があるのにX印でどこに行くかがよくわからない。
案内板20番で左に行けば女人道、右に行けば小辺路 と案内がある。
案内板18番、19番の間がかなり距離があり、私も19番の南の道にかなり踏み込んだ。
野性の勘でやっぱちゃうで、と思い、20番で正しい道に突き当たったので
進んだが、大きな荷物を担いでいたりすると19番南をそのまま行ってしまう人が
いるかもしれない。
宿のご主人と話していると千手院橋のバス停から小辺路に入る道も省略されているらしい。
イラストマップを直すのは大変だ、すぐにはできない。
コース上の案内板18番、19番に
”小辺路は20番を右です。”
のコメントを追記する事で迷う人は減るのではないかと考え、
高野山の観光協会中央案内所の男前のお兄さんに提案しておいた。
”また、歩いて確認してみます。”
との事だったので、改善されることを楽しみに待とう。
私にしかわからない話を長々と書いてすみません。
明日は短い楽しい話を書くよ。
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