【すれ違いの友】 No.3870

【すれ違いの友】

日曜日ハーフマラソンを走り終えて、着替えて、

時計台の下で青年とバッタリ。

向こうの方は目が輝いている。

私はこの方知っているなあ、いつ会う方かな。(よくあるのですが)

“朝走ってられる方ですよね。”

“そうです。 あー。”

“どこから走られてるんですか。”

“中百舌鳥から大国町まで。”

“私は長居から新金岡までなんです。 いつも元気もろてます。”

“では、また。”

って、別れたら、月曜日の朝も通勤ラン中に会いました。

“おはようございます。”

“おはようございます、昨日はどうも。”

“足、止めても大丈夫ですか?”

“大丈夫”

“昔はね、この道を自転車で通勤しとったんですよ。

 で、挨拶してくれるでしょう。どっかで知っている人かなーって思って。

 でも、よく見てると、皆さんに挨拶されてますよね。”

“してるしてる、もう皆に挨拶してる。”

“私の中でいろんなブームが来て、今走るようになったんですけど

 私の中では勝手に心の師匠にさせてもらってるんです。”

“そんなアホな。 ただ走ってるだけです。”

“これからもよろしくお願いします。”

“またゆっくりお話しましょう。”

ただ走っているだけなのに、見てくれて、感じてくれ、

それを伝えてくれる人がいる。

 なんて幸せな私なのだ。

感謝しかありませんね。








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