伊勢路ツアー3日目
寝てるときに気が付いたけど、東屋って言っても天井がある振りを
しているが屋根はなかった。
寝たまま、よく星が見えました。
よく寝たよ。
寝た場所はこんな感じ。
手前の塀の向こう側に寝袋を敷いて寝ていました。
あまり気にしていませんでしたが、展望台の向こう側はこんな感じ。
寝相がよくてよかったですねえ。
崖から落ちなくてすみました。
明るくなってきましたよ。
寝袋を畳んでいるうちに太陽も出てきた。
ほんまにうれしい。
私達は太陽の子どもって、感じがします。 俺だけ?!
荷物を背負い、出発 5:25
若宮神社に出てきたのですが、ここには
“道が崩れているため立ち入り禁止”
の立て看板がありました。
実は昨日の入り口にもあったのですが、
その表示が見えないように逆さまに置いてあったのです。
事故なく、怪我なく出てこれてよかった。
今日もたくさん峠を越えますよ。
歩きながら思っていたのですが、
私の周りの走っている人はすごい人がたくさんいて、
絶えず刺激を受けているのですが、
そんな人が周りにいると感覚がだんだんおかしくなってくる。
普通のレベルが上がるというか、
自分が変人のレベルに首を突っ込んでいるというか、
私も毎日毎日走ってばかりで只者ではないなあと思うのだけど、
周りの人がこの感覚を薄めてくれるというか、
まあ、私も確実に変人の一人ですね。
また体力もあるのでしょうが、
看板に書かれている距離やコースタイムを参考にしても
その半分くらいで進めるので調子に乗り易いです。
まあ、心が元気なときはね。
身体が疲れてきて、心も疲れてくるとちょっと大変、
っていうことも今回の旅の終盤で存分に味わいました。
これらは馬越峠の石畳です。
尾鷲地方は雨が多いため、道が崩れないようにこのようにしたらしい
のですが、誰が、どこからとか考えると、ピラミッドに匹敵するような
大事業だと思うのです。
世界遺産に認めてくれた方はここら辺の心持ちを理解してくれたのだなあ、と感心しながら走っていました。
馬越峠から、何を思ったか天狗倉山に足を伸ばしました。
劇坂!!
たまらんレベルの劇坂でしたが、
周りに登山の方も多く声を掛け合いながら登りました。9:50
頂上には見上げるほどのでっかい石
世の中不思議ね。なぜこんなでかい石が山の頂上にあるのでしょう。
今から降りる尾鷲の町とその向こうに最大の難所と恐れられている八鬼山が見えます。
尾鷲の町に降りてからまた、ご飯を食べるところがない。
熊野古道センターもかなり遠い様子。
熊野古道センターと同じ場所にバイキング屋さんがある様子。
そこで昼ごはんを食べようと、てくてく歩く。
飽きるほど歩いて、着いたと思ったらバイキング屋さんはかなり坂の上で
かなりめげそうだったけど、めげないだけの粘りが出てきました。
そんなにいちいちめげていられない。
一歩一歩進めば何とかなるものです。
やっとご飯にありつけたぜ。 ゆっくり休憩だ。11:30
一杯目にちらし寿司と炊き込みご飯を食べて、
2回目がこちら。
よく食べましたね。
古道センターでも休憩し、日焼け止めを塗り直して出発。
いやいや、この手前、八鬼山峠に向かう気力がなえてて、古道センターで
出発を延ばしていました。
(どんだけビビッてるねん)
氣を取り直して出発しましたよ。12:55
天気もよすぎた。
峠の登り口で杖をgetして登り始める。
あれ、写真これだけなのね。
杖が写っています。
町に下りたら駄菓子屋でアイスを買って食べながら進み
120mの三木峠と140mの羽後峠へ。
足は八鬼山峠の下りでプルプルきている。
登り道の看板で
“八鬼山峠で足を使った旅人はこの区間は舟で三木峠、羽後峠はパスした。”
と書かれている。
”そうなのかよ。昔の人の気持ちよくわかるわ。”
とぼやきながら、古道に入るとちゃんと厳しい石畳
120mの三木峠まで登りましたよ。
羽後峠へは農道をうまく使い、かなり楽をして140mの峠にたどり着きました。
昔の人はこんな思いをしてまでお参りしたかったんかなあ。
こんな思いをしてでもお参りをしたかったのだなーと昔の人の氣持ちをおもっていました。
また、この区間はおもてなし隊かな、何かと古文書を立て札にして掲示してくれていて、その中でも通行手形が
“この手形を持っているなに何なに兵衛が行き倒れたら初七日まではお願いします。この地元への連絡は不要です。”
と書かれていて、昔の人はそれだけの覚悟を持って旅に出ているのだなあ、と感心しました。
賀田駅前の食堂でご飯を食べつつ、寝るところを決めようと考えていたのですが
5月1日から5月5日まで休暇をとるとの貼紙があり、
どうするべと、ちょっと戻る。
手前のトイレがある駐車場に泊まりそうな車があったので、
そこを確認し、酒屋で晩御飯やアルコールを買って、
そのおっちゃんに挨拶し、私もそこで寝ることに決めました。
夜中”ジー”と鳴く音の元を探りに行きました。
バッタの様子でした。
おっちゃんと晩遅くまでしゃべったと思ったけど20:30
には眠っていました。
おやすみなさーい。
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