【縁ある人】
奥駈ツアー二日目の宿は楊枝ヶ宿小屋です。
きれいな小屋に2人、周りにテント2張り
小屋の周りにやたらに
大便は水場周辺でしないように
紙は捨てずに燃やしてください
などと張り紙が貼ってある。
出発してから丸2日”大”をしていない私は気になるじゃないか。
おー、ライターはこのために持っていたのか、などと再認識したりして。
小屋の二人は4時起きで出発の準備
といっても私は寝袋を畳んでパンを食べるだけなので
真っ暗の中ランプを点けて4時半には出発
仏生ヶ岳方面に向かう道は暗闇で歩くには難しく
ここぞと思って進んだら注意喚起の凧糸にぶつかって正しい道を探したり、
明るくなるまで待ったり、なかなか進まない。
仏生ヶ岳を過ぎて、明るくなり、平地っぽい感じでかなり走れた。
今のタイミングだと後ろから追いかけてくる人ともだいぶ差があるだろうと
道を外れ”大”を決行
無事任務を完了し、ティッシュが燃え尽きるもの確認し、道に戻ると
昨日の地図のお兄さんにバッタリ
驚いた。
こんなところで会うのね。
私に会った後、楊枝ヶ宿小屋を過ぎて仏生ヶ岳にテントを張って寝たらしい。
寒すぎてあまり寝れず早々に出発したという話を”鳥の水”という水場までして
私は水を飲んで出発、兄さんは水の補給で、ここで別れました。
本宮から那智へ向けて進むと小雲取越、小口、大雲取越とあるが、
小雲取越を一緒に歩いたフランス兄さんとも那智大社で再び会えた。
嬉しいものですね。
私の走りツアーは基本的に孤独なことが多く、日に誰とも会わないことが
あったりもするのですが、今回の奥駈ツアーは道中多くの方々と触れ合え
声を掛け合うことができて私としては大変楽しかった。
伊勢路、小辺路、中辺路、奥駈と熊野三山につながる道はほぼ走りましたが
奥駈は特別だ。
コースが厳しい、
食料を補給する場所がない、
水もかなり背負わないといけない
そんな中を多くの仲間と共に進めたことが大変幸せでした。
また行くか?! 北アルプスをはじめ、他の山にも行ってみたいのだな。