【目が見えないのになぜ山に登るのか】
今回ブラインドのFさんと
乗鞍岳 3026m
に登ってきた。
Fさんは
山に登っても景色が見えないのになぜ山に登るのですか?
という問いに対して
日頃できない非日常を経験するためです
と答えていました。
確かに
初日は乗鞍スカイライン20kmを3時間半かけて2800mの肩の小屋まで上り
翌朝は5時半の日の出を頂上で見るために
3時半起床で4時から山に登る。
コースタイム50分のコースを75分かけて登り
頂上で日の出を拝む。
その後、朝ご飯を食べて、2時間17分かけて平湯まで22kmを下りました。
まあ、日常ではないですね。
(私もまだ身体痛いw)
Fさんの山登りが非日常なら
私の山登りも非日常だが
そこにブラインドの人と共に山に登り、そして下るだなんて
私としては
二重に非日常じゃないか
と帰ってきてから思った。
(その時は何も考えていなかった)
何も考えていなかった
のはきっと正解で
私のリュックサックの後ろに伴走ロープをくくり付け
私がなるべく登りやすい道を進むから真後ろを着いてくるように
と指示し
Fさんは片手で伴走ロープを掴み、反対の手で白杖を使って
私の後を着いてきました。
私は
(整備された)木の段
石の段、高いよ、深いよ
とか、そんな情報を伝えるだけでした。
足の置き場なども全く指示しませんでした。
本人の力、根性を信じてた。
私よりもFさんの方が強いので
私が諦めなければ頂上に届く
と思っていました。
大石ゴロゴロの所もありましたが
幸いお天気に恵まれ
本当に幸いに怪我もなく
(いやFさんのすねは傷だらけだとは思います)
無事に帰ってこれてホッとしています。
私達はこのような活動で非日常を味わいましたが
丹後で60km、100kmに臨む人や
信越五岳で110km、100mileの臨む人
ボランティア、応援などで盛り上げる人
ふらっとすぐに旅に出てしまう人
河原でテントを張る人
など、多くの方が自分のやりたい方法、できる方法で非日常を味わっていました。
日頃の日常があるからこそ
非日常が際立つのですよね。
そしてその経験は生きていく上で必ず活きる。
私は今週末も非日常が控えていますが
まずは丁寧に日常を生きます。
大人になると日常に埋もれてしまう人がとても多い。
(今までの私も含めて)
そういえば私は子ども観察が趣味なので
子ども達の日々の生活にどれだけの非日常が詰まっているか
ということを私は知っています。
私は大人だが
子どもレベルで非日常を生きよう
と、今 思いましたw
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