「ツアー」カテゴリーアーカイブ

【長い夜2】 No.4844

【長い夜2】

寝る体制になってラジオを聴くが

まだ18:30になっていないので日本シリーズは始まらず駒田と西本が喋っている。

知らん間に寝たけど11月の標高900mは寒いと思って

青虫テントをほぼ全閉で寝たら

顔に落ちる滴で目が覚めた。 自分の吐息で湿気すぎ、青虫テント内で結露してる。

 時計を見たらまだ22時よ どうするのさ。

感じてみたら、足の方まで完璧に湿っているので

 この湿気具合は最悪だな。どうするべと顔のチャックをより開けて考える。



ほぼ満月のお月様が明るい。 幸いにして風もない。







ラジオで三重県に乾燥注意報が出ている事を思い出し、

ちょっと勇気を出して、青虫テントを乾燥させようかと

裏返して木に引っ掛けて干して、

寝袋の足元のチャックを開けて靴を履き、寝袋を被ったまま再び頂上へ。

夕方ダメだった電波が入り、家と連絡



写真には写らないけど

セントレア空港を含む四日市の夜景と

オリオン座、北斗七星しかわからないが

満天の星を満喫して、風もないのでゆっくりして帰る。

 が、青虫テントは乾燥していない。

裏返しのまま寝るべ、と

裏返しの青虫テントに、エアマット、寝袋をセットして寝る。

 寝れましたよ。90分

何度か寝たり、起きたりを繰り返し

3:00になったら起きようかと思ったけれど

4:00過ぎまで寝れてなんか幸せ

圧縮パンを食べながら、火を焚いてサーモスにお湯を詰めて

次はスープを飲むかと思ったら、ライターがガス切れ

 あらあら、パンのお供は水でしたよ。



鳥居の中から昇る朝日の写真を撮りたかったけど

太陽さんが引っ込み思案な感じだったのであきらめて

2日目の行動に移りました。



鹿がいっぱいいて荷物をかじられへんかと心配したけれど

近くには来なかった様子

けど、鹿の鳴き声はしっかりと聞きましたよ。

 「キヨーン!」

でしょ。一晩中鳴いていました。



まとまらへんがな。



けどね、山の一泊はなんやかんやあるけど楽しかった。

大地の一員として受け入れてもらえるような感じがする。

 生きてていいの? OK!! をもらったような

生きている限り私も周りに良い影響を与えられるように生きます。

 それを確かめに山に行くのかもしれませんね。






干される青虫テント 寝袋はまだ私が被ったまま活動しています。








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【長い夜】 No.4843

【長い夜】

12時の近鉄に乗って

 椿大神社(つばきおおかみやしろ)

にお参りし、水を汲んでさあ登るぜ、と山に取り付いたのが 15:40

当初登ろうと考えていた道は台風で崩落しているそうで

別コースを登る。 コースタイムは2:10

陽が落ちる前に登りたいと

内心ちょっと慌て気味で

しかしちゃんと落ち着いて歩を進める。



ジャーン、間に合った。

ちょっと向こうの丘の上に鳥居が見える。



 見える?!

小走りで頂上へ、夕陽と暮れなずむ四日市の町、セントレア空港を

写真に収めて、寝床探し




あっち向いてもこっち向いても鹿がいっぱいおる。

奈良公園と違って、私を見つけると逃げるが、そのほうがいいよね。

今思ったけど、奈良公園では野宿したくないもの。



今までの経験と野性の勘で寝床を決めて、長い夜を迎えるのでした。


風が当らない谷の湿気てそうでない平らなところ 木の下がいいな、と思っていました。


少し離れるとこんな感じ。枯れた木の根元です。








【何だこの胸の高鳴りは】 No.4842

【何だこの胸の高鳴りは】

地図を見てコースを考え、山のしおりを作成する。

11/2 PM発 近鉄四日市駅→バス→椿大神社→入道ヶ岳

11/3 入道ヶ岳→鎌ヶ岳→御在所岳→温泉→道の駅→近鉄電車でなんばへ

装備も検討する。

1、衣類
 帽子
 軍手
 ファイントラックインナー
 Tシャツ 2枚
 ファイントラック長袖 1枚
 ユニクロダウン
 ミズノ フード付き上     1枚
 モンベル バーサライトカッパ 1枚
 パンツ    1枚
 ハーフパンツ 1枚
 パタゴニア フーディニパンツ 1枚
 レギンス 2足
 靴下   2足
 手ぬぐい 2本

2、食べ物関係
 アミノバイタル
 カロリーメイト
 ナッツ
 プラティパス2L
 味噌汁
 茶
 コーヒー
 圧縮パン

3、その他
 寝袋
 エアマット
 青虫テント
 安全ピン
 笛
 コンパス
 黒マジック
 ビクトリノックス
 PETZL e +LITE
 サブライト
 レスキューシート
 地図
 クリアファイル
 ボールペン
 携帯電話(充電器)
 財布
 Pitapa
 近鉄の切符
 銀行カード
 保険証
 ジップロック
 紐
 ビニール袋
 日焼け止め
 歯ブラシ
 眼鏡
 ライター
 メタ
 チタンマグ450ml
 アルミホイル(蓋)
 タイガースサーモス
 腕時計
 ファーストエイドキット(絆創膏など)
 虫除けスプレー

今回初登場は下記の物達
 メタ
 チタンマグ450ml
 アルミホイル(蓋)
 タイガースサーモス

火関係ですね。

さすがに寒いと思うので湯を沸かしてみたい。

でタイガースファンクラブでもらった小さいサーモスに入れる。

味噌汁やコーヒーも飲んでみたいな。



それにしても 何だこの胸の高鳴りは

 たまらない。












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乗鞍岳ツアーまとめ

9月2,3日 F永さんと共に乗鞍岳に行ってきました。

乗鞍岳に行くかと思いついて、F永さんと走りながらお話していたら
コロコロころと転がって一緒に行く事になりました。

頂上まで行けば3036m
“荷物はリュックサック一つにまとめて”
と連絡し、天王寺駅に集合しました。

バスに乗って、高山、ほおのき平へ
ここから2800mの肩の小屋まで乗鞍スカイラインを走って登ります。
22km登りばかり
水を汲み(曇っているので二人で1L)、写真を撮ってもらって出発。14:30

乗鞍スカイラインに入るまでは車通りが激しく
繋ぐロープを短くし緊張しながら走る。

肌がしっとりするような曇り空
登れども登れども上り坂
F永さんは何もいいませんが、上を見て私が先にめげてしまいました。

 ”ちょっと歩きましょう。”

眼の見えない人が私にロープを預けて共に登るのだ。
命を預けているようなものです。
その時は何もいいませんでしたが、覚悟のすごさに気がつきました。

 【強さ】 No.4788

乗鞍スカイラインのゲートでおっちゃんに声を掛けられる。15:30
“宿は予約していますか。”
“肩の小屋に泊まります。”
“17:30には暗くなるよ。”
“はい。”

頑張って登りましたが、完璧に力が足りませんでした。
私達をマークしていたパトロールカーに乗せていただき舗装道路の一番高いところまで。
そこから暗くなりそうな中、宿に向かう。

 【パトロールカーにマークされる】 No.4785

今晩の泊り客は私達を含めて2組
水が出、電気が点き、おいしいご飯もいただきました。山の上とは思えません。

“ああ、いい忘れていましたが21時になったら消灯です。”
“発電機を止めますので夜中のトイレなども懐中電灯を持って”

“はい”

“おお、布団のシーツをもらってきますわ。”
“お願いします。”

“布団のシーツはありますか?”
“ないんです。 枕カバーだけあるのでそこにあるのを使ってください。”
“了解しました。”

やはり平地とは違います。



日の出が5:20だそうで、
4:30に起きて山頂を目指す。
21:00前にはバタンキュー。

翌朝は4:31に起きて、山頂を目指しましたよ。

 【日の出を拝みに】 No.4786

もう一組のお姉さんチームは3:30起床、4:00には頂上を目指したそうで、
頂上からは富士山も見えたのだって。
そうなのか、私も富士山を見てみたかったな。

水は煮沸しないと飲めないそうで、ほおのき平で汲んだ水もなくなり、
食堂に水を買う覚悟で声を掛けてみる。
“ポットに入っているお湯ならどうぞ。”
とのことで、お湯をあるだけいただきました。 ありがとうございます。

で、今日は何をするか。

朝練1で頂上を目指した。
せっかく空気の薄い高地に来ているのだからもう少し走ろう、という事で
長野県側に伸びている乗鞍エコーラインを15分ばかり下ってみる。
その後ヒーヒー言いながらもう一度登りました。
ばかね、とも思いますが、少しは強くなったかな。

 【そこまでして走らんでも】 No.4787

そこから延々と下り。 平湯峠からの下りもまた厳しかった。
国道に出てからひらゆの森までの道が狭くて交通量が多かったらいやだな、
と思っていたら、国道から1kmでひらゆの森でした。助かった。やっと着いたよー。

 ひらゆの森(温泉) 500円 安い

まず、アミノバイタルを飲む。
湯に浸かり、水に浸かり血行を促進して、疲労をとるとる。

平湯峠から話題にしてた話があって
平湯バスターミナル 15:30のバスでも高山着が16:31
高山発16:50のバスには間に合いそうだから、ゆっくりしていくか。
もう一本早い14:30のバスに乗るか。

風呂を上がった時に確認すると、
“14:30に乗ったほうが安全だと思うんですよね。”
という意見が出たので
昼ごはんを食べる前にバスの切符売り場に訊きに行く。

“あー、それは交通事情で遅れる事もありますし、
 実際に先日大阪行きのバスに乗れなかったお客様がいらっしゃるのですよね。
 なので、14:30のバスが確実です。”

訊くものですね。
乗るバスを14:30に決めて、食券の食堂でカツ丼を食べる。
出てくるのは遅かったですが、出来立てを食べることができました。
おいしかったです。ごちそうさまでした。

で、バスに乗り込みながらソフトクリームをいただいて、眠りながら
高山駅に向かう。

スーパーで晩御飯のお弁当やみやげ物を買い、
酒屋を覗いては”一番搾りの岐阜版はありますか?”と無理を言い。
また私用にワンカップを買ってバスターミナルに戻る。

バスが着たらビールを買い、
バスが動き出したらビールを開け、晩御飯を食べる。
16:50に出発し、
“17:00になったらはじめてもいいですかね。”
とか言っていたのに、その10分を待てない私たち。

もう、お弁当とビールはたまらん位おいしかったです。

一人も楽しいけど、二人も楽しいです。

同志で共にやり遂げた感を共有できるからだろうな。





これからマラソンシーズンが始まりますが、
マラソン大会へのツアーも楽しんで、結果も出して、欲張りに楽しみたいな。

これからもよろしくお願いしますね。












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【マイ村岡ダブルフル】 No.4805

【マイ村岡ダブルフル】

村岡ダブルフルの応援に一二(ほい)峠に行ってきました。

12時前に車を止めて、ゴール地点に。

まずラーメンでも食べようかと考えていたら、

“88kmの選手がラスト1kmです。”

とのことで、応援に。

大丈夫、私のリュックサックにはいつでもスナックパンが入っているのさ。

一二峠の方向を確認して88kmのトップ選手を応援し、日陰で

スナックパンを食べながら体勢を整える。

ラスト2kmの最後のエイドでポカリをいただき、

“トップ選手のために切ったけど、続きが来ないから食べて行き。”

とスイカまで頂く。

“そんなん、いいんですか。”

“いいよ、もうぬるくなっているけど。”



今回は100km走って、ゴール地点まで行ったのにわざわざ峠を10km折り返して

120km走る”勇者の道”というカテゴリーがあり、トップの人はこれまた独走

私がその人の次に逆走して峠を登るものだから

皆えらく歓迎してくれて

私ははじめ

“応援です。”

とか説明していたのだけど、途中からその歓声を受け、

その倍くらい応援するように心がけました。



峠に着いて、向こう側に降りたらのっけから

知り合いに連続で会っちゃって、

応援しながら、私のスマホで写真を撮る。

皆最後の登りを一生懸命登っている。

“勇者の道”で110kmに向かう人たちは一様に完走への危機感を漂わせて

まだ10km以上ある距離と峠を前に力強い表情で峠を下っていく。



私が見つけるよりも見つけてもらう方が多いのだが、

私にほんまにこんなにも友達がおるのかいな、というほどに

多くの友達が私に声を掛けてくれて、私はちょっとの間伴走したり

声を掛けたり、水を出したり、最後の登りで力を出し切れるように

私なりに応援しました。

1日で100枚も写真を撮るなんて、今までの私にはあり得ない事です。



12時から18時まで6時間、峠を登ったり下りたりして

皆さんほどではありませんが、

私もアミノバイタルを飲むレベルでしっかりとした練習ができました。

ありがとう。



もう暗くなり、最後のエイドで昼に会ったおっちゃんに帰る挨拶をし、

“よう応援したな”

と自己満足に浸りながら、家に帰りました。



村岡ダブルフルを走られた皆さん、お疲れ様でした。



エイドのプリンがおいしそうだったな。

来年は私も、いやいや、出る事はないと思います。 一二峠だけで満腹です。



 お疲れ様でした。












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【まとめて締める】 No.4798

【まとめて締める】

昨日半日かけて 奥駈 のまとめを行いました。

なんか、忙しいような感じがして着手できませんでした。

やっと、私の奥駈が終わったような気がします。

奥駈と言っても、コースをちゃんとトレースしたわけではなく

はじめにバスに乗ったり、本宮の手前からコースアウトしたりと

 マイ奥駈

ですが、私の奥駈なのですから マイ奥駈 で充分です。







実は 乗鞍ツアー まとめも残っているのですが

これはまた後日(^^;)

ひとつひとつね。 ぼちぼち進みます。







いつもありがとうございます。









感謝の勝手紹介
 2017奥駈まとめ はこちら
http://tomonisodatsu.com/archives/7522









2017奥駈まとめ

2017年のお盆
やっと奥駈に足を踏み入れることができました。

天候にも恵まれ、本宮から那智まで行くこともできた。
4泊5日 123kmの旅の記録です。

1日目 8月12日 吉野→二蔵宿小屋
朝一は次男の吹奏楽コンクール大阪大会を聞き、一旦家に帰って出直す。
近鉄電車の中でトレランシューズの紐を通す。
これから頼みますよ。

金峯神社までは先日 勝手Kobo Trail で登ったのでバスで楽をする。

 勝手 Kobo Trail ツアー まとめ

お参りをして、さあ、ここからスタートです。15:20

なんかおなじみになってきた四寸岩山 16:20 を越えて、二蔵宿小屋を目指す。
 【蜂、鹿、熊】

二蔵宿小屋 17:00
ここから先は未知の世界なので暗くなってはよう進まない。
ここを今日の宿にします。

小屋に私を含めて3人、テント泊が1人。

こないだも水を汲みに行って楽勝、と思っていたら、道を見失う。
 気を抜いてはいけませんね。

2日目 8月13日 二蔵宿小屋→楊枝ヶ宿小屋

4:00前に目が覚めて活動開始
荷物すべてを表に引っ張り出して、おにぎりを食べ、歯を磨いて出発 4:20
太陽は出ていないが、道はしっかりしているので大天井ヶ岳を通らない左の道をせっせと進む。

水場に出たらしっかりと水を飲む。

五番関から女人結界だ。
巻き道の案内板が出てて、釣られて左に進むが500m行くとわからなくなったので
気を取り直して素直に奥駈道を進む。
(勝手Kobo Trail以来わざわざピークを越えるのがいやで巻き道行きたい病にかかっている様子)

素晴らしいお天気

今回の奥駈ツアーの参考にしている杉さんが2日目出発した茶屋に到着 6:30
ここからどこまで進めるやろうか。

すれ違う方が”ようおまいり”と挨拶を返してくれます。
階段も多くハードさが増してきました。
修験者が修行をする”靡き”がそこここにあります。

“西ノ覗”からぐるっと撮った写真

山上ヶ岳 7:15

お参りして前に進む。

緑の世界 小笹の宿避難小屋
もう、緑がむっちゃ美しくて、きれいな水が流れてて、妖精に導かれて進んでいたら
また道を見失いました。

夏はここで避暑だな。

快調に進みましたよ。

小笹で足下が見えないなあ、と思いつつ進んでいたら、こんな所に出た。小普賢岳 8:50

で、どっちに進んだらよいかがわからない。
山と高原地図ではコース上のような記述になっているが明らかに道を外れている。
木が茂りすぎてどちらにも進めません。
次の大普賢岳とは尾根つながりなので方角を南に取り、尾根から離れないように進むとコースに戻りました。
危ない、あぶない。

無事、大普賢岳到着 9:30 9:50
ここでおっちゃんと話をしつつ、大休憩を取る。

鎖場を越え、

七曜岳からはるか八経ヶ岳を望み 10:50

まだ余裕があったのか、先のことを考えていないのか、分岐に荷物を置き去りにして空身で行者還岳に登る。11:35

行者雫水は涸れていたような、気がつきませんでした。
行者還非難小屋を見学し、その前でまたもや大休憩 11:50 12:30
大きな小屋でしたよ。10人以上眠れます。
非難小屋前の日陰で食料補給をしつつ、靴下を乾かしつつ、地図を見て今晩の寝場所を検討する。

ここから弥山手前までは極楽コース。ジョギングでいくらでも距離を稼げます。
弥山手前の坂は厳しいかなと思っていましたが、予想以上の厳しさで、
食料も厳しい感じになってきたので、小屋でカレーを食うぞと思いながら登る。
この登りは厳しかったです。疲労した身体に堪えた。

弥山 14:40

弥山小屋にはカレーはなく、カッラーメンは売り切れで食料の補充はできませんでした。
水2Lを200円で売ってもらう。
さてどこまで進みましょうかね。

とりあえず最高峰八経ヶ岳にはさくっと登る。15:15

すばらしいカール地形だなあと感心していたら、道に地図が落ちていた。

ここで何か私のスイッチが入りましたね。
 【地図を拾ったら】

地図の落とし主にも追いついて、地図を返すことができ無事楊枝ヶ宿小屋に到着 17:00

今晩の宿はここに決めました。小屋泊2人、テント2人 水は1mm位でちょろちょろと出ていました。
時間があったので明るいうちに翌日のコースの取り付きくらいは下見しておけばよかったなと反省です。
(翌朝難儀した。)

3日目 8月14日 楊枝ヶ宿小屋→玉置神社
4:30に出発 いきなり道がわからない。
行きつ戻りつぼちぼち進む。

陽が出てきたらこっちのものさね。

小笹に足を濡らしながら快調に進む。
今日も素晴らしいお天気

釈迦ヶ岳 7:00

ここで携帯電波が通じるとのパウチの札があったので試してみると
本当に通じたので、家とfacebookに私の進捗を報告する。
こんな事もあるのね。

深仙小屋までは濡れた小笹、滑りやすい石にビビリながらそろそろ進む。
昨日ここまで進むか、という案もありましたが、手前でやめていてよかった。
暗くなってからこんなコースやったら途方に暮れていました。

大日岳もパスしてここから南奥駈道

どこまで進めますかね。
とりあえず持経ノ宿を目指す。

涅槃岳 10:15

証誠無漏岳から持経ノ宿まで1.5kmとの看板を見て、
 ”おっしゃ、あと少し”
とスパートをかけるが、その間に阿須迦利岳があるのを見落としていて、なぜか道に迷う。
左にそれる道をまっすぐに行ってしまった様子。
ピークを越えてかなり南でコースに合流した。
もう、困っちゃうぜ。

わざわざ戻って、写真を撮る。

持経ノ宿 11:15 11:40

雰囲気がガラッと変わり、無人だが立派な小屋
靴を脱いで上がらせていただき、大休憩させていただく。

水場まで400mとあるが、歩くとかなり長い。
ここで2L満タンにし、玉置神社を目指す。
地図見てもかなりあるでー。
ただ看板が玉置神社まで何kmとなっているので励みになる。

その前に杉さんが注意してくれた地蔵岳とやらに登らねばならない。
地図を見ても”○危”と危険マークがついている。
こわいよー、そこは明るいうちに通過したい。スピードを上げて気合を入れ進む。

平治ノ宿 12:30

倶利迦羅岳 13:10

怒田宿跡 行仙岳をパスしたくてずっと気にかけていました。

行仙岳をパスして行仙宿 14:30 14:45

ここもゆっくりさせてもらいました。

笠捨山 16:00 タイムリミットが近づいてくるよー。 今から地蔵岳に向かうよー。

地蔵岳 16:45

無事に辿り着く事ができました。まだすこし暗くなるまでには時間があります。
壁のような登りにへばりついている時にはどうなる事かと思いました。

香精山 17:40

ここから玉置神社までかなりあるのだけれど
走れメロスな感じで暗くなりかけた道をかっとんでいました。

途中で隣を走る林道に突き当たり、もうトレイルを走るのは無理だとあきらめて林道を歩く事にしました。
下りになったら走ろうと思っているのですが、林道は登りばかり。
かなりの疲労で上りはもう走れない。
もう、歩いて歩いて20時に玉置神社の駐車場に着きました。
手前の展望台で寝てもよかったのですが、水が乏しく、自販機も無かったので
玉置神社の水、と思って進みました。
結局玉置神社の水まで辿り着きませんでしたが、自販機があったのでそこで寝ました。

アミノバイタルを飲んで、靴下、ゲイターを脱いで、
自販機で麦茶を買って、
スナックパン4本と共に食べる。

食料も残り少ない。
後はスナックパン3本とカロリーメ一箱分(2袋)、水少々
本宮に行く前に町に出て買出しをします。

星いっぱいの素晴らしい夜でした。

が、寝ていたら、ぽつりぽつりと雨が顔をたたく。

おー、雨が降ってきたー。

幸いな事にフリーマーケットで使うようなテントが立ててある。
(お土産を売るのに使っているのかな。)

その屋根の下に移動。
長さが180cmX180cmくらいなのか辺に並行に寝ると吹き込む雨にかかる。
なので斜めに寝る。
雨も小降りだし、何とかなるでしょう。
5時前には活動するから店の人にもきっと迷惑はかからない。

4日目 8月15日 玉置神社→越前峠

雨は降っているのかいないのか。
微妙な天気で私を悩ませる。
雨が降るなら那智はやめ、田辺からJRに乗る。

スマホを見ても天気悪そうだなあ。

残り少ない食料の中から
スナックパン3本とカロリーメイト一袋を
自販機の温かい紅茶と共に味わう。

ポケットにカロリーメイト一袋を突っ込んで
後は本当の非常食のみ。
これに手をつける前に町に出るのだ。

鳥居の前で一礼をして玉置神社に入る。 5:10
来たくても縁が無ければ辿り着けないと言われているところに辿り着く事ができた。
ありがたいことです。

雨が降っているのかいないのか、合羽は着ているが山々の木に守られて雨粒はかからない。
参道を歩き、玉置神社にお参りする。

トイレをお借りし、水を戴き、前に進む。

もう終わりかと甘く見ていたが、大森山からしてちゃんとしんどい。
クーっと思いながら進む。 6:48

五大尊岳もしっかりとしんどかった。 7:45

六道ノ辻から西にそれて道の駅に向かう。8:30
去年の小辺路ツアーでそこにAコープが入っているのを私は知っているのだ。
地図では破線のコースだが、行ってみた。
しっかりした道ではなく、斜面にゆるーく、よく見ると道があるかな、という感じ。
途中はかなり危険な道になっていたので、よい子はいっては行けません。
逆コースでは”立入禁止”の札が落ちている状態でした。

熊野川が見えると嬉しいものですね。

村に下りてからも、熊野川を渡る橋はかなり向こうで、やっとこさ道の駅に着きました。9:40
4日着替えていない服で買い物をし、お弁当からめはり寿司からパンから飴から買って
ベンチでゆっくり食べ、大休憩をしました。

気分転換に洗濯して風呂に入ってから進みたいなと、思って本宮に参り、観光案内所で
コインランドリーの場所を訊いたら遠い。かるくあきらめて那智までの地図をいただき、
歩きで南に進む。

ここからは中辺路です。
なめているわけではないのだが、小走りで進んですぐに終わってしまってもいやだなと思い、ゆっくり歩く。

請川を出る時にさっき山盛り食べたのに、またここからトレイルが始まるかと思うと食べておかなくてはと
中華料理屋さんでしっかりとラーメンチャーハン定食をいただく。
食べ過ぎでスピードが出ない、というのもある。

後ろの歩きの兄ちゃんに追いつかれたらついて行こう、と思うが、ちょっとしゃべって付いていけなかった。

まあ、ゆっくりいきます。

その兄ちゃんが給水時に追いつき、しゃべりながら進む。
フランスの方で私の英語を駆使して会話する。
なぜなら私の関西弁は日本語として通じないと去年スイス人の兄ちゃんとお話して学んだから。
 
百間ぐらから下り基調になるのでお別れを伝えて私が先行し
今日の寝床を決めて進みます。

が、私に越前峠を登る力がない。
日が沈む19:00が近づき、水を飲むついでにランプも出して夜道に備える。

このときには道端で寝ようと覚悟していました。

ちゃんと19:00には真っ暗で、越前峠に到着し、バックして寝る場所を探しました。
平で下が湿っていなければいいかな、と。
今回虫除けを持ってきましたが、使う場面はありませんでした。
備えあれば、憂いなし。
昔の人はさすがです。

ここが一番熟睡できました。



5日目 8月16日 越前峠→那智 紀伊勝浦までバスに乗って、そこからJRで帰宅
朝起きて、寝た場所話のための写真を撮り、活動開始

それにしても昨夜の寝る場所も正解だったなと。
昨夜当初考えていた地蔵茶屋跡まではかなりの距離がありました。
また、今回の靴が苦手な濡れ石の下りで、ここを昨日暗くなってから進むのはやばかった。
私の判断の素晴らしさに我ながら感心していたのであります。。

やっと着きました。舟見峠 
去年のG.W.伊勢路から那智経由で本宮に向かう計画でしたが天気予報が悪く、ここまで来て引き返し、
那智からJRに乗って帰宅しました。
1年経って私は成長できましたか。

昔の私

PT360001

今の私

無事那智大社に到着

お参りして回っていたら、昨日のフランス兄ちゃんに再会
引っ張ってきて、もう一度写真を撮ってもらいました。

 【縁ある人】

那智の風呂は昨年入ったので、バスで那智勝浦へ
那智勝浦でゆっくりしてから、名残を惜しんで特急に乗らず大阪に帰ったのさ。
 【那智勝浦いいね!】

長文にもかかわらずここまで読んでいただき、ありがとうございました。

今回は天候にも恵まれ、人にも恵まれ、無事に当初の計画通り那智までたどり着くことができました。
食料が足らん、道が無い、などやはり思いもしないことが起こるものです。
そんなことも楽しみつつ、これからもいろいろな旅を企画しては実行に移したいと考えています。

それが何になるの、なんか役に立ってるの、と訊かれるとなんと答えてよいのやら、
行きたいから行く、という小学生のような答えになってしまうのですが、
これから自由な時間が増え、どうやってその時間を楽しもうかとなったときに
こんな奴もいるよ、と思い出してもらえたら嬉しいなあ。

 荒野にポツリ 体験 してみませんか?



データ的なものはこちら(YAMAP)
https://yamap.co.jp/activity/1096944













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【強さ】 No.4788

【強さ】

今回の乗鞍岳ツアーでF永さんの強さを実感した。

身体も強いが、心が強い。



登りでも私の方が先に音を上げたし、

一歩先の見えない山道を登り、下り、

あんな長い下り 見えてても飽きるほど長い下りも

強靭な精神力で弱音を吐かず走り通した。





見えている、見えていないは関係あるだろうか。





伴走者がいなければ走れない状況ならではの

 今回はモアイに下駄を預けるぜ

という腹の括り方、気合の入れ方の違いを感じました。



 私もおおいに感じるものがありました。 見習います。





ハッカ飴を食べて休憩するの図






【そこまでして走らんでも】 No.4787

【そこまでして走らんでも】

乗鞍岳ツアー2日目

朝ご飯前に頂上を目指して登り、朝日を拝んだ。

朝食を食べて、体制を整え、

今度は長野県側に乗鞍エコーラインを下る。 なぜ?

 せっかく高地にいるのだから少しでも走れば力になるかなと思って。

下ると登らないといけないので、ビビりながらゆっくり下り、
15分経った地点で折り返して登ってきました。

下っている時なんて、平地平地、と思っていても
Uターンした瞬間に立派な坂になる不思議



二人してヒーヒー言って登り長野と岐阜の県境

道路の日本最高地点で記念撮影をしました。



畳平に寄って体制を整え、平湯までの20㎞下りっぱなしレース。

長かったよー。長かった。

飽きるほど長かった。

22km登ったり、20㎞下ったり、あまり無茶をしてはいけません。

まだ足が痛いわ。








【日の出を拝みに】 No.4786

【日の出を拝みに】

“日の出は何時ごろですか?”

“5時20分頃です。”



その情報を元に4時半に起きる計画を立て

21時前には就寝



目が覚めると 4:31 でした。

しかも雲海の淵はすでに少し明るい。

充分な防寒体勢で電灯を点けて外に出る。

二人で乗鞍岳頂上を目指すが、50mですでに行き止まり。

 道を間違えました。



気を取り直して、正しい道へ。



F永さんは目は見えないが明るさはわかる。

スマートホン等は音で使いこなしています。

今までF永さんと共に滝の前で川を渡るくらいの冒険をしたことはありましたが

コースタイム50分の山を登るなどという冒険は初めて。

しかも暗く、大きな岩がゴロゴロのちゃんとした山道です。

お天気は最高に恵まれ、風も穏やか。

無理をせず、進めるスピードで歩む。

5時13分頃から休憩して太陽が出てくるのを待ちました。

雲の上に顔を出している山々はお互いに朝の挨拶を交わしている様子。

 ”今日も太陽さんが無事出て来そうやな。”

 ”ありがたいこっちゃ。”



無事に太陽は出てきましたよ。





 ”お、出てきたようですね。”

F永さんも感じたようです。

しばらくは日の出ショーを堪能し、頂上に向かいましたが

朝御飯の時間もあり、降りるほうが時間がかかるということで

5:45で私達の最高地点を踏み、下山しました。





F永さんは杖を持ち、逆の手は私とつないで

私が伝える事は

 ”段差が大きいです。 ダーン”

 ”道が細くなるので私の後ろに着いてきてください。”

 ”次の一歩、石を跨ぎます。”

など、簡単な事ばかり。

F永さんは杖で段差を測り、足を置いた場所の感じを瞬時に察知し

調整します。 その能力にはこちらが驚くばかり。



日の出を拝むためのバスで登ってきた人達と挨拶を交わしながら

無事 肩の小屋 まで戻ってくることができました。



これで朝飯前のトレーニング完了。

おいしく朝御飯を食べましさとさ。