「ツアー」カテゴリーアーカイブ

伊勢路ツアー5日目

伊勢路ツアー5日目

ちょっと寝たと思うが、やたら蚊が多い。
耳元でブーン、ぶーん言っている。
寝袋を被って潜っても聞こえる。
顔を出すとかまれる。
いやだなあ。

だいぶ粘ったが12:30にはあきらめた。
さんま寿司を食べて那智駅まで移動しよう。
駅前に道の駅もある様子だし、何とかなるだろう。
今日帰る、という思いもあった。
旅を続ける決断をしていたらどのような判断をしていただろう。

さんま寿司を完食。
寝袋を片付けて道に出る。1:20
左に海、国道42号線を南下する。
真っ暗だ。
熱くなる度に服を脱いでゆっくり走り続ける。
後ろから車がゆっくり近づいてきた。
なんだべ、神経を集中していたら、スピードを上げて抜き去っていったのは
小さいパトカーだった。

やっぱり怪しいよね。走る格好している分助かった。

眠たいような気もするが前に進む。
暗いので古道もくそもない、42号線に沿って進む。
歩道がなくなると車が怖いし、ヘッドランプを赤の点滅にして
右ひじにくくりつけて走る。
峠を越えないが、トンネルは更に怖い。
ヘッドランプを最大にしてこのときは前を照らす。
空氣が冷たくなったような氣もするし、真っ暗だし、水滴も落ちてくるし、
前は見えないし、トンネルは怖いよ。

那智に着いたのは3:10
道の駅で体勢を整え、JR那智駅で仮眠した。
コインロッカーに寝袋、クッカーを預けて5:00には那智大社に向けて出発
道の駅のお風呂が13:00に開くので、そのお風呂に入って14:39串本行き
に乗って帰ります。

大門坂
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見えたよ那智の滝
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まだ6:49なんだよな。
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本宮に向けて爪痕を残すよ。
出発前にどこまで進むかをよーく考えた。
コースタイムで3時間分進み、石倉峠にデンをして帰って来る。
コースタイムの半分くらいで進めるから4時間、11時。
そこから8km戻って13時までは駅に戻れるやろ。7:10
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800mを越えて、風が冷たい。
舟見茶屋跡で休憩しているともう雲の中に入ってしまったのか。
雨の子どもが目の前を通り過ぎていく。
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少し進んだが、舟見峠でギブアップ
コースタイム上で1時間40分 実際には1時間15分しか走っていませんが
私の心がビビッて、もう身体を前に進める勇気、気力がありませんでした。8:25
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そこからは、怪我をせんように帰る。
つまらんかったなあ。時間は山のようにあったので、
今までにないゆっくりさで来た道を帰る。
高度が下がると、雨も降っておらず、少しずつ暖かくなってきたり、
無駄に長く休憩したりして、那智の滝に向かう。

なんかへんなものも見つけたよ。
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先ほどどこまで行くかを悩んだスタート地点に戻ってきても9:48
まだ朝じゃん。
那智の滝を観光して、
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Aコープでお土産を買って、那智駅に帰りました。

お土産を再びコインロッカーに預け、風呂に入る。
JRの線路の向こうに太平洋の広がる温泉でしたが私の心は動かない。

しょぼんとした気分で大阪に帰りました。

今回はこんな終わり方でしたが、このような経験を通して
今も私の中で旅の続きというか、色々な事を考えています。

旅が長くなると疲労も溜まるし、情報もうまく入らないこともある。
それにより後から考えると誤った判断をしているかもしれません。

少なくとも今回の旅は私に大きな経験を与えてくれました。
この経験が減る事はない。

またなんかワクワクする事を思いついてニヤニヤしたいな。

こんなおっさんがいてもいいよね。

20160503

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伊勢路ツアー4日目

伊勢路ツアー4日目

朝起きて、寝袋をひっくり返して干している様子
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ベンチの横に寝袋をひいて、荷物をベンチの下に置いて眠ります。
起きたらベンチの上に荷物を広げて朝御飯を食べたりしています。

おっちゃんが先に旅立ち、私も5:43には出発
野宿チームの朝は早いよ。

峠の登り口で再びおっちゃんと再開し、握手で別れて
甫母峠に向かう。
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甫母峠についても6:39よ。
まだまだ一日は長い。

二木島駅で大休憩

思えばここからが今回の旅のメインイベントでしたね。

二木島峠、逢神坂峠

二木島峠を登り始めて、今回初めて道に迷う。

 あれ、おかしい。

と思いつつ1分ほど進む。

 やっぱりおかしい。

看板の所まで戻る。

もう一度進む。

おー、右に曲がるべきところをまっすぐ進んでいた。

危ない危ない。

二木島峠を越えて小走りで走っていたらこけた。

“5月3日の晩は雨降るらしいなあ。どうするべ。”

“5月3日は本宮で宿が取れたら、雨で濡れても何とかなるかな。”

とか、考えていたら、ずってーん。

幸い土の道で傷も右ひじのみ

しかし、胸は泥だらけ。 アドレナリンが出まくってドキドキする。

小川が見えたので傷洗い、洗濯を兼ねて大休憩する。

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峠を越えて入鹿の海水浴場でまた大休憩。9:32

振り返れば右ひじの出血が止まっていない。
リュックサックにどんどん血が増えていく。
困ったなあ。

ティッシュで傷を押さえて出発

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徐福の宮
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波田須の海
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カメラの限界で素晴らしさが伝わらないかもしれませんが、
素晴らしい天気だったんですよ。
素晴らしいところでした。
この景色に出会えただけで今回の旅に出た甲斐があったというものです。

よし次は最後の峠だ。 松本峠
しゃさーっと登って11:45
この景色を見たかった。しかし、新宮は見えないくらい先なのです。

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紀南ツアーデザインセンターで休憩し、お茶まで出してもらう。
お兄ちゃんとしゃべりかなり元氣が出ました。
“お昼ごはんはどこで食べますか?”
“花の窟神社まで行きますか。”
“行きます。”
“そしたら「花のいわや亭」がおすすめです。”
“ありがとう。” 楽しみだわ。

海岸一杯に広がるこいのぼりに目を奪われ、
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途中の獅子岩でも写真を撮って
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花の窟神社にお参りし、
(ここにも巨岩が)
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またもや前に進みません。

駐車場のおっちゃんに「花のいわや亭」を教えてもらったら、
ちょうど昼時で並んでた。13:04
お客さんのいない店より並ぶくらいのほうがいいよね。

兄ちゃんと相談して
海鮮丼セット+生中
今回はいいものばかり食べています。
ゆっくり味わって食べたよ。

店を出て、日陰で日焼け止めを塗って、靴紐を結んで 13:50
新宮まで22kmだって。
新宮駅の観光案内所から本宮に電話をして宿を押さえたい。
16:30には新宮駅に着きたいと好天の中、腰を上げました。

そこからは国道のkm表示で1kmのラップを取りながら
なるべく日陰を走る。
10kgになろうかという荷物を背負っていると、キロ6分半が
精一杯。 気楽に走ります。

道の駅パーク七里御浜でソフトクリームを食べようと寄り道 14:52
ここで流血事件発生!!
お姉さんに絆創膏をいただき、やっと傷口に貼る。

国号42号線は歩道もないところがあり、難儀した。
バイパスになっているところはさすがに突っ込む気力はなく
街に入る。
新宮の町に入る橋がかなり上流でめげる。
コカコーラの自動販売機があったら飲もう、と思っても
ダイドーばかりが目に付く。これは三重県ずーっとこの傾向でしたね。

街に入り、新宮駅を目指す。
やった、間に合った。16:40
観光案内所は17時半までやっていました。

本宮の宿一覧をもらい、電話をかけてみるが、
5月2日に5月3日の予約が取れるわけもなく敗退。

観光案内所のお姉さんに明日の天気を確認し、
明日の晩の本宮はかなり激しい天気と知らされる。
パッと距離を見ても、今日と同じくらいあるねんなあ。
しかも熊野那智大社、青岸渡寺から先は山。
貧弱な装備 びびる。

とりあえず熊野速玉大社、神倉神社に向かう。
熊野速玉大社の手前にユースホステルを発見
ここに泊まるのもよいかもと、候補の一つに入れる。
神倉神社の登り階段は強烈でした。
荷物をふもとにおいていけばよかった。

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山の頂上のゴトビキ岩という巨大な岩が御神体
今回の旅は巨大な岩と縁がある様子です。

観光地図を見ると
 熊野速玉大社と神倉神社は山の中でつながっている。
 速玉大社には熊野本宮大社から船で来た時の降り場がある。
ということに気がつきましたが、もうすでに18時 時間切れです。

ユースホステルは休業中なのか、うんともすんとも言わない。
観光地図を見ながら考える。
お、銭湯発見

銭湯に入ってさっぱりして、晩御飯食べながら考えるか。

新宮の町の並びがよくわからない。

「なぎの湯」でくつろぎ、身体を拭いていると、
“明日の夕方から大荒れで、・・・”
“G.W.は山の事故が相次ぎ、・・・”
とテレビがしゃべっている。

こりゃあかんなあ。

番台のお姉さんが外国の方で、おすすめの料理屋も教えてもらえず、
居酒屋で唐揚げとビールとご飯を食べるが、
ちょっとここで今までうまく行き過ぎていた人間関係情報網が
ずれてしもうたな。
何も情報が入らなかった。
ここがうまくいっていたら、後の展開がまた変わっていたかも知れないなあ。
私のモードが少し閉じていたのかもしれない。
振り返ると残念なポイントです。

居酒屋が空いていたので、観光案内所でいただいた地図を広げて
寝場所を探す。
伊勢路のイラストマップは速玉大社でゴールなのだな。

海っぺりに公園があって、体育館やトイレもある。
この辺にするか。
オークワで半額になった明日の朝御飯用さんま寿司とチューハイ、おつまみ兼行動食のミックスナッツを買って、寝るべき場所に向かう。

が、体育館の横は松林でまっくら。
トイレはどこにあるのさ。
歩道があって入っていくが、少し入ると歩道が見えないくらいまっくら。
急に足元に白いモノが、・・・。

 ベンチだった。

ビビリすぎて引き返す。

ランプを引っ張り出して、頭にセット。
再びトイレを探しに、 しかしないよ。

すっかり怪しい人間になってしまいました。

もう少し南かな、と道沿いを歩いていると、
トイレは墓地の横にありました。

 却下却下。

松林は南に続きそうなのでもう少し歩く。

松林が切れ、広い所があったので、左折
遊具があり、ゲートボール場のようでベンチや水道まである。

おおグッド、ここにしよう。
ヘッドランプの灯りで店を広げる。 蚊の餌食になるとも知らず。
幸いな事にここ3日は蚊がいるなと思ったのは2回くらいでほとんど気になりませんでした。

寝袋に入るときには、
“明日は那智駅に着いたらロッカーに荷物を預けて荷物を軽くし、少しだけでも本宮に向けて爪痕を残すのだ。で、JRに乗って家に帰る。”
と思っていました。

おやすみなさい。

20160502 

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伊勢路ツアー3日目

伊勢路ツアー3日目

寝てるときに気が付いたけど、東屋って言っても天井がある振りを
しているが屋根はなかった。
寝たまま、よく星が見えました。

よく寝たよ。

寝た場所はこんな感じ。
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手前の塀の向こう側に寝袋を敷いて寝ていました。
あまり気にしていませんでしたが、展望台の向こう側はこんな感じ。
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寝相がよくてよかったですねえ。
崖から落ちなくてすみました。

明るくなってきましたよ。
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寝袋を畳んでいるうちに太陽も出てきた。
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ほんまにうれしい。
私達は太陽の子どもって、感じがします。 俺だけ?!

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荷物を背負い、出発 5:25

若宮神社に出てきたのですが、ここには
“道が崩れているため立ち入り禁止”
の立て看板がありました。
実は昨日の入り口にもあったのですが、
その表示が見えないように逆さまに置いてあったのです。
事故なく、怪我なく出てこれてよかった。

今日もたくさん峠を越えますよ。

歩きながら思っていたのですが、
私の周りの走っている人はすごい人がたくさんいて、
絶えず刺激を受けているのですが、
そんな人が周りにいると感覚がだんだんおかしくなってくる。
普通のレベルが上がるというか、
自分が変人のレベルに首を突っ込んでいるというか、
私も毎日毎日走ってばかりで只者ではないなあと思うのだけど、
周りの人がこの感覚を薄めてくれるというか、
まあ、私も確実に変人の一人ですね。

また体力もあるのでしょうが、
看板に書かれている距離やコースタイムを参考にしても
その半分くらいで進めるので調子に乗り易いです。
まあ、心が元気なときはね。
身体が疲れてきて、心も疲れてくるとちょっと大変、
っていうことも今回の旅の終盤で存分に味わいました。

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これらは馬越峠の石畳です。
尾鷲地方は雨が多いため、道が崩れないようにこのようにしたらしい
のですが、誰が、どこからとか考えると、ピラミッドに匹敵するような
大事業だと思うのです。
世界遺産に認めてくれた方はここら辺の心持ちを理解してくれたのだなあ、と感心しながら走っていました。

馬越峠から、何を思ったか天狗倉山に足を伸ばしました。
劇坂!!
たまらんレベルの劇坂でしたが、
周りに登山の方も多く声を掛け合いながら登りました。9:50
頂上には見上げるほどのでっかい石
世の中不思議ね。なぜこんなでかい石が山の頂上にあるのでしょう。

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今から降りる尾鷲の町とその向こうに最大の難所と恐れられている八鬼山が見えます。

尾鷲の町に降りてからまた、ご飯を食べるところがない。
熊野古道センターもかなり遠い様子。
熊野古道センターと同じ場所にバイキング屋さんがある様子。
そこで昼ごはんを食べようと、てくてく歩く。
飽きるほど歩いて、着いたと思ったらバイキング屋さんはかなり坂の上で
かなりめげそうだったけど、めげないだけの粘りが出てきました。
そんなにいちいちめげていられない。
一歩一歩進めば何とかなるものです。

やっとご飯にありつけたぜ。 ゆっくり休憩だ。11:30
一杯目にちらし寿司と炊き込みご飯を食べて、
2回目がこちら。
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よく食べましたね。 
古道センターでも休憩し、日焼け止めを塗り直して出発。
いやいや、この手前、八鬼山峠に向かう気力がなえてて、古道センターで
出発を延ばしていました。

(どんだけビビッてるねん)

氣を取り直して出発しましたよ。12:55
天気もよすぎた。
峠の登り口で杖をgetして登り始める。

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あれ、写真これだけなのね。
杖が写っています。

町に下りたら駄菓子屋でアイスを買って食べながら進み
120mの三木峠と140mの羽後峠へ。

足は八鬼山峠の下りでプルプルきている。
登り道の看板で

“八鬼山峠で足を使った旅人はこの区間は舟で三木峠、羽後峠はパスした。”

と書かれている。

 ”そうなのかよ。昔の人の気持ちよくわかるわ。”

とぼやきながら、古道に入るとちゃんと厳しい石畳

120mの三木峠まで登りましたよ。
羽後峠へは農道をうまく使い、かなり楽をして140mの峠にたどり着きました。
昔の人はこんな思いをしてまでお参りしたかったんかなあ。
こんな思いをしてでもお参りをしたかったのだなーと昔の人の氣持ちをおもっていました。

また、この区間はおもてなし隊かな、何かと古文書を立て札にして掲示してくれていて、その中でも通行手形が
“この手形を持っているなに何なに兵衛が行き倒れたら初七日まではお願いします。この地元への連絡は不要です。”
と書かれていて、昔の人はそれだけの覚悟を持って旅に出ているのだなあ、と感心しました。

賀田駅前の食堂でご飯を食べつつ、寝るところを決めようと考えていたのですが
5月1日から5月5日まで休暇をとるとの貼紙があり、
どうするべと、ちょっと戻る。
手前のトイレがある駐車場に泊まりそうな車があったので、
そこを確認し、酒屋で晩御飯やアルコールを買って、
そのおっちゃんに挨拶し、私もそこで寝ることに決めました。

そのときの詳細はこちら

夜中”ジー”と鳴く音の元を探りに行きました。
バッタの様子でした。
PT360001

おっちゃんと晩遅くまでしゃべったと思ったけど20:30
には眠っていました。

おやすみなさーい。

20160501 

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伊勢路ツアー2日目

伊勢路ツアー2日目

朝方にかけて放射冷却現象でより寒くなる。
夜中は星がきれいだったが、
途中からほっそい三日月が煌々と照っていた。

4時頃には起床、寝袋に包まりながら朝御飯を食べる。
明るくなるにつれて順次片付けを行い、5時8分の時点で下記のとおり。

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さて、今日はどこまで進めるのだろうか。

5時30分には出発。
昨夜食べた食堂の前を再び通り西を目指す。

国道42号線をひた走り、道の駅おおだいで大休憩
7時40分~8時20分

滝原宮までの間に三瀬坂峠があるが三瀬坂峠を越えるためには
コース的にバックしなければならない。
(古道の場合は川を渡してもらっていたため)
(現在は橋が出来て迂回している)
国道42号線の快適さにうつつをぬかし、滝原宮を目指す。

シーンとしたさわやかな場所でしたよ。

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この日は黙々と走る。
昨日気になった胃もまったく気にならない。
腹が減ったらミックスナッツをほおばりながら走る。

運んでいる食べ物が多すぎて、脱いだ服を入れる場所がない。
リュックサックのチャックがはちきれそうだ。
長袖シャツは納まらずにリュックサックの上の持ち手にくくりつけているほどです。

水筒は2L入るプラティパスに適当な量の水を入れて
丸めてリュックのサイドポケットに。

ツヅラト峠に向かいます。

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ツヅラト峠からは太平洋が見えましたよ。14:00

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食堂で大休憩をしたかったが、地方の食堂は休業中か、準備中が多く
なかなか足を止められない。

思わず開いていた”干物屋さん”に入り、お姉さん方とお話をして力をもらう。
温泉は古里温泉がある。
ご飯は「秀」さんがおいしいらしい。

先に温泉が見えてきたので、温泉に浸かる。16:10
脱衣場のかごがなくなるくらいたくさんお客さんがいました。
来ていた服もこそっと持って入り、
洗面器の中でジャブジャブ。
汗が抜けただけでしょうが、洗濯した氣になりました。

2013年の大阪マラソンTシャツを着てくつろいでいたら、
2011年第1回大阪マラソンの袋をお風呂バックにしたお姉さんに
声をかけられ、大阪マラソンの輪を感じました。

そこのカウンターでもご飯は「秀」さんを薦められ
洗濯物をしぼりながら、歩きで向かう。

しかし、田舎の「すぐ」をなめてた。
歩きではたどり着かない。
不安になり、引き返そうかな、というレベルでしたが、前に進む。
こんな時スマホを持っていると安心やな。 ドキドキせんですむ。
好きで持っていない私はこのドキドキを楽しむのだ。

やっとこさ「秀」のお店が見えて、17:10
なのに次々と駐車場に車が入り、偉い店やな、と。
一人で席を占めたらあかんと、自らカウンターに座りました。

ここのお料理がおいしかった。
磯飯てんぷら定食 1300円 + 瓶ビール

カウンターに座っていると、
配膳されるお料理が脇を通っていくのですが、
どれもこれもおいしそうで唐揚げなんかすごくでかいのが
6つくらいのっている。 お刺身もおいしそう。

皆が「秀」さんと、”さん”付けしている気持ちがよくわかりました。

私も家族を連れてきたいよ。

ごちそうさま。 さて寝場所を探しますか。

初めから展望台(東屋)で寝ようかと考えていましたが、
なかなかそこにたどり着かない。

地図をよく読んで、廃業したホテルの脇を抜けて、海っぺりに出る。
もうちょっと暗くなっていたらよう行かんかったやろうなあ。

目指す展望台があったのでホット一息。
目の前はこんな景色でした。

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紐で洗濯物を干し、
18:30には寝る用意ができて、
19:00日が沈むと共に眠る。
疲れているとはいえ、さすがに早すぎますなあ。
今日を振り返るとか、明日の作戦を立てるとかなんか考えよう。
まあ、寝ましたけどね。

20160430

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伊勢路ツアー1日目

伊勢路ツアー1日目

前日に中学校PTAの飲み会があり、
飲みすぎて出発が遅れる。

近鉄特急に乗って五十鈴川駅へ
猿田彦神社、内宮、外宮にお参りし、なかなか前には進まない。
外宮の正宮の前の石が気になりました。
 三ツ石
というのですね。思わず私も手をかざしてしまいました。

宮川をうまく渡れず往生する。
おなかが空いてきたので15時に度会橋を渡ったところの丸亀製麺で
ぶっかけうどんを食べました。
まだ酒が残っている様子です。

そこからはやっとこさ走って西を目指しました。
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風が強すぎて私を抜かした自転車がなかなか見えなくならない。

17時の鐘と共に永昌寺
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このあたり、1年前のアスピア玉城の近所の様子で
一本北の道は去年半泣きで走った道でした。
去年のお話はこちら

まだまだ明るいので女鬼峠を越えた向こう側で寝場所を決めようと
峠を登るが、
低血糖でちょっと朦朧とする。
峠から展望台があったが登る氣にならずベンチに座って
ミックスナッツを食べ、一息入れる。

ちょっと元気が出たので、展望台に登りました。
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峠を降りて、どこで寝ようかと探しながら、
柳原観音までたどり着く。

 ”足湯”

と書かれていたのでときめくが、休業中だった。

もう19時 けっこうへろへろ。

目の前の食堂が開いていたので飛び込む。

ご夫婦でやっているお店で、親子丼を頼んでお話しする。

野宿しようと思っているところを話したら、
“あそこの親父は体調悪くて店閉めてるからいいんじゃないか。”
ということで、そこに決定。

親子丼と瓶ビールだが、胃がきゅーっとなっていて、
全然食べられない。
関西とは全然違う東海地方のテレビを見ながらほんまにゆっくり食べさせてもらいました。

店出ると寒い。
自動販売機でホットのコーヒーを買い湯たんぽ代わりにする。
目星を付けていた場所に店を広げて就寝 20時でした。

おやすみなさい。

20160429

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【使わなかった物、持って行くべきだった物】 No.4318

【使わなかった物、持って行くべきだった物】

使った物:○
使わなかったけど次も持っていく物:△
次回は持っていかない物:

1、着物
帽子                ○
軍手                ○
Tシャツ 2枚           ○
長袖 1枚             ○
モンベル ウィンドジャケット 1枚 ○
パンツ 1枚            ○
ハーフパンツ 1枚         ○
パタゴニア フーディニパンツ 1枚 ○
レギンス 2足           ○
 現代の脚絆(きゃはん)ですね
靴下 2足             ○

2、食べ物関係
アミノバイタル           ○
 毎晩飲んでいました
カロリーメイト           ○
ナッツ               ○
ジップロック            ○
はったい粉             X
キビ砂糖              X
いろはす500ml          X
プラティパス2L           ○
エスビットポケットストーブ     X
ライター              △
焚(小さいコッヘル)        X
プラスプーン            ○

3、その他
手ぬぐい              ○
寝袋                ○
安全ピン              ○
笛                 △
コンパス              ○
黒マジック             △
ビクトリノックス          △
 フル機能の大きい奴なので最小機能の物で充分
PETZL e +LITE           ○
レスキューシート          ○
多機能シート(ポンチョ兼用)     ○
地図                ○
クリアファイル           ○
ボールペン             ○
携帯電話(充電器)          ○
財布                ○
Pitapa               ○
銀行カード             △
ジップロック            ○
紐                 ○
ビニール袋             ○
日焼け止め             ○
歯ブラシ              ○
髭剃り               X
眼鏡                ○
腕時計               ○



持っていくべきだった物
ファーストエイドキット(絆創膏など)
蚊除けスプレー



今回、無事に帰ってこれましたが、

 こけました。

リュックサックのポケットに突っ込んでいた水筒が飛び出るくらいの勢いで

こけたのですが、幸い石畳ではなく、土の所で、

足はなんともなく、右ひじからの出血のみでした。



とりあえず、手、ひじ、胸が泥だらけで、何とかせねば、と思っていたら

小川が出現。
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おっちゃんは傷を川で洗い、泥だらけになったTシャツもそこで洗いました。

でも、血が止らない。

ティッシュで押さえると止った振りをするのですが、

ひじという部分がリュックサックを背負ったり、下ろしたりする時に

微妙にこすっているようで、

 道の駅でソフト食べよう。

と思ってリュックサックを下ろした際にかさぶたがめくれたのか、

白い床の上にポタポタと流血

 なんじゃこりゃ!!のレベルで

インフォメーションのお姉さんに

 ”絆創膏下さい。 ちょっと洗ってきます。”

 ”はいはい。”

で、絆創膏をいただいて、ひじに貼りました。

傷を洗って帰ってきたら、絆創膏と共に、すでに床まで拭いてくれていて

ありがたかったです。

“2枚で足りますか。”と絆創膏を2枚も頂いて、感謝しかありません。

今までたくさん本を読んで、どの本も

 ファーストエイドキットは必ず持ちましょう。

って、書いてあるのに、持たない。

自分が経験しないとわからない。

 バカですねえ。

いえ、経験の力がすごいという事にしておきましょう。

私も次からは必ず絆創膏は持っていきます。



蚊除けスプレーは3泊目まで特に必要ないと思っていたのです。

1泊目は休業中のカラオケ屋さんの軒先
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2泊目は崖が崩落し復旧中の横の展望台
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3泊目はトイレ付きの駐車場
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で、蚊はほとんど気になりませんでした。



4泊目は海横の松林の中にあるゲートボール場

ここが蚊の巣窟のようなところで絶えず蚊に襲撃され、

寝袋に顔をうずめても寝袋の上から”ブーン”と聞こえるような

なんか蚊地獄のような場所で寝てしまいました。

新宮の町で銭湯に入り、居酒屋で晩ご飯を食べて、

そこを寝場所にしようと決めたのですが、21時半に寝袋に入り

あまりの蚊攻撃に24時半には移動を決意し、

朝御飯用にオークワで買った半額のさんま寿司を食べて、

寝袋などを片付けて、移動し始めたのは夜中の1時20分

那智駅に着いてから、また仮眠しましたよ。

けど、今振り返って考えたら、

 寝場所から500m戻ったらコンビニがあったので

そこで蚊除けスプレーを買いに行けばよかった。

なぜそこで氣が付かないのでしょうかね、不思議ですね。

私の経験値が低すぎるのかもしれません。



 まあいい、素晴らしい経験を積めました。

次の機会に活かします。

なんやかんや言って当の本人が楽しんでいるから、よかよかなのです。



私にしては長文、読んでいただいて、ありがとう。














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【伊勢路4泊5日完走なり】 No.4317

【伊勢路4泊5日完走なり】

あー、いーお天気。


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伊勢から熊野速玉大社、熊野那智大社まで伊勢路を無事に完走してきました。

170km、4泊すべて野宿

当然のとこながら古道なので舗装路ではない。

次から次へと石畳の峠道が続き、”だれの罰ゲームやねん。”

と思いながら走っていました。


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帰って来たのは私が決断したから、

私の経験と装備と心構えや準備などを考え合わせ、

私の頭の中で何人かと相談して決めました。

5月3日の晩は強烈な雨が降る、という情報があり、

その日は新宮を出発しから熊野那智大社、青岸渡寺を経由して、

本宮に向かう予定でした。

山の具合によって、本宮には届かないかなとビビッてもいた。



現在の装備で山の中で雨に降られたら、死ねる。

本宮の宿に電話しましたが、当然のごとく満室で、私の出した結論は

那智の駅に寝袋などを預けて、ちょっとだけ本宮に向かった振りをして

那智からJRに乗って帰る。



不要な装備をロッカーの預けたリュックサックは軽く、

野宿チーム(一人でもチームね)の朝は早く5時には行動を開始していました。

熊野那智大社、青岸渡寺にお参りし、本宮に向けて走る。

ハイキングマップの参考タイム3時間先の峠にデンして帰ってこようと

考えていました。

標高が800mを越え、通る風がやはり平地とは違います。

絶えずウィンドシャツを着ているような状態で進む。

高くなるにつれて、雲の中に身体を突っ込んだような状態になり

周りを見ると雨粒の子どもがヒューヒュー横に流れているような状況で

コースマップで言えば1時間40分の舟見峠(888m)にデンをして

しっぽをまいて帰ってきました。


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戻る道で本宮本面へ向かう何名かの方とすれ違いましたが、

皆大きなリュックサックを背負ってポールを付いて歩かれていた。

ちゃんと計画を立てて、目標の地点まで歩かれているのだろうな。



帰りのJRに乗っても雨は降らず18時頃和歌山の手前で強く降っていました。



家に帰ってからも、5月3日の晩は本宮辺りをどれくらいの雨が降ったのかを

何度も天気予報のホームページで確認しています。



今思えば、那智駅が寝れたので(道の駅が隣接し温泉まであった)

そこで雨をやり過ごしてから、5月4日に本宮まで行けばよかったなあ、

こうやって、振り返ることも経験のうちなのだろうなあ、と感じています。

ちょっと疲れて正しい判断ができなかったのかもしれない。

私の大好きな「あくま」という絵本に

魔女にお友達になろう、と言われて、昔話の世界から抜け出したぼくが、

家に帰ってから、魔女と友達になったほうがよかったかなあ、と回想する

シーンがあるのですが、私もすぐにその世界を飛び出るのではなくて、

せっかく現地にいるのだから、もう少しいろいろな可能性を考えて

粘ってみてもよかったんじゃないかなと感じています。



まあ後悔してもしょうがない、現時点でやるだけはやりました。



帰りのJR紀伊田辺から大峯奥駈道帰りの兄さんと隣になり、

いろいろお話しながら大阪まで帰ってきました。

別れ際に”是非またリベンジを”と声をかけてくれてなんかちょっと救われた。







今文章を書くとこんなトーンですが、展望台で野宿したり、

野宿のおっちゃんと友達になってソラマメやとうもろこしやお湯を

もらったお返しに、ビールを持っていったり

楽しいお話もいっぱいあったのよ。

また、そんなお話は、おいおい、・・・。



ほんまに、無事で帰れたことが何よりです。

 感謝、感謝






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【伊勢路ツアー持ち物一覧】 No.4315

【伊勢路ツアー持ち物一覧】

1、着物
帽子
軍手
Tシャツ 2枚
長袖 1枚
モンベル ウィンドジャケット 1枚
パンツ 1枚
ハーフパンツ 1枚
パタゴニア フーディニパンツ 1枚
レギンス 2足
靴下 2足

2、食べ物関係
アミノバイタル
カロリーメイト
ナッツ
ジップロック
はったい粉
キビ砂糖
いろはす500ml
プラティパス2L
エスビットポケットストーブ
ライター
焚(小さいコッヘル)
プラスプーン

3、その他
手ぬぐい
寝袋
安全ピン

コンパス
黒マジック
ビクトリノックス
PETZL e +LITE
レスキューシート
多機能シート(ポンチョ兼用)
地図
クリアファイル
ボールペン
携帯電話(充電器)
財布
Pitapa
銀行カード
ジップロック

ビニール袋
日焼け止め
歯ブラシ
髭剃り
眼鏡
腕時計



荷物は今晩詰めますが、問題が一つあって

18Lのリュックサックに納まるやろうか。



 もう旅は始まっていますよね。












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【今回のツアーのルール】 No.4314

【今回のツアーのルール】

1、昼ごはんは大休憩を取る。
  なるたけ地元の店に入り、昼ご飯を食べる。

2、追い越した人とお話をする。

と、思いながらも、すでにちょっとビビッているのです。



一年前のブログを読み直すと、そのときから

 伊勢路、熊野詣、小辺路って、言っているのね。

すごい、実現するわーと、自身で驚いています。












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【終わってからが、楽しいのね】 No.4290

【終わってからが、楽しいのね】

昨日はF永さんと共に山の辺の道マラニック

9時半出発で5時間かけて完走し、存分にしゃべりました。

水仙、菜の花、タンポポ、桜、チューリップ、まさに花盛りで、

ハイキングしている方も多く氣持ちよいあいさつが行きかいました。

今回の私の目標は

 ”写真を1枚撮ること”

走り始めて10分の川べりの桜が美しく、さっそく目標は達成できました。


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s-PT360083

走り終え、銭湯に着いたのが14時30分 銭湯の始業は15時からでした。

 ここが私の甘いところ。

 何とかなるやろうと思っているだけに調査が不十分です。

先にちょっと食べる事にして、後で風呂。

風呂に入ってから、コンビニでつまみとロング缶を買って

幸いな事に近鉄はボックスシート

ゆっくりお話して帰ってきました。



こんなツアーを企画して、何が楽しいって、

走り終えて、お風呂やご飯食べてゆるんで、その後の会話が楽しいのですね。

 そのことを実感しました。



またどこか行きましょう。