「ツアー」カテゴリーアーカイブ

小辺路ツアーまとめ

今回の小辺路ツアーを旅日記風にまとめました。

1日目 8月10日 23km
 高野山、大滝、大股、伯母子岳、伯母子峠

今日はそんなに急がんし、と荷物を詰めて8時に家を出発
【夢いっぱいのリュックサック】

ケーブルカーで高野山の上まで上っちゃう。 楽チン 10:30
高野山ケーブルカー

高野山の駅でイラストマップを入手し、小辺路までの取り付きを確認
大門から女人道を通って轆轤(ろくろ)峠経由で小辺路に入る計画を立てる。

大門 11:00
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千手院橋までバスに乗っていけばよいのに、女人道はちゃんとしたトレイルなので一汗かく。
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轆轤峠 11:41
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ここから小辺路だぞと張り切るが、女人道と道がかぶっている様子
少し道に迷う。
轆轤峠は女人道の案内板18番ですが、20番まで共に進み、
20番の案内板を左に行けば女人道、右に行けば小辺路です。
 氣を付けてね。

【小辺路宿事情】

やっと取り付けました。ここからは一本道です。
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大滝まで急激に下り、急激に登る 10:48
あまりの急さに東屋にたどり着く前に休憩してしまいました。

水ヶ峰集落跡で中休憩 13:35 もちろん熊に注意しながら
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大股への下りも急 14:52
人が住んでいるところに出たらauの電波もつながるかと期待しましたがまったくつながらない。
ここでだいぶ大回りをしてかわらび荘でラーメン定食をいただき、おばあちゃんと長くしゃべる。

ここから伯母子岳への登りであるが、上に水場があるかが不安。
おばあちゃんに訊いてもよくわからなかったので、大股のトイレで2Lの水を汲み持って上がる。

(伯母子峠の手前と奥500mに水場はありました。)
伯母子峠高野山側の水場

2Lの水を7km持って上がりましたよ。
帰って見てみるとヤマレコなどにはちゃんと水場は載っていました。
調べすぎるのもつまらないけど、情報は大事ね。

大股の手前で抜かした兄ちゃんが、私がラーメンを食べている間に抜かされて、
伯母子岳の登りでまた会った。スイス人の20歳の学生さん
マンガ「MONSTER」で日本語を勉強した、と言っていたが、私の関西弁はあまり通じなかった。
これから東京オリンピックに向けて標準語をちゃんと勉強せなあかんな。
小辺路を4日で歩き、小豆島、四国、屋久島を巡るそうです。
その子は水を4L持っていた。(足りないよりはいいって。 そのとおり。)
お疲れの様子で今晩は萱小屋跡のログハウスで寝るとのことで別れ、ペースを上げる。

伯母子峠についたのは18時
小屋に向かうと先着のお姉さんはすでに歯磨きをしていた。
頂上にも星を撮るおじさんがいるとのことで挨拶をしに行く。

やったー、伯母子岳 360度見渡す限り山ばかりです。
伯母子岳

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お姉さんは19時に寝るということだったので、夕暮れを見ながら晩御飯を食べて、
寝る体勢を整えて、私も19時半には寝ました。
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夜中、はじめは足がほてって暑かったのですが、夜中から朝方にかけては
寝袋のチャック全閉なほど寒くなりました。 さすが1300m

2日目 8月11日 50km
 伯母子峠、三浦口、三浦峠、十津川温泉、果無峠、本宮 42km
 伯母子峠登り口、伯母子峠 8km

出発時に撮った写真 こんなに長い一日になるなんて思ってもいなかった。5:07
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 旅日記はこちらこちら

3日目 8月12日 43km
 伯母子峠、大股、大滝、高野山 23km
 大門、九度山(町石道) 20km

この日も小屋の中に虫はいなかった。
初日のお姉さんが陣を張ってくれたに違いない。
(いろいろやったと言っていた。)
 感謝感謝

よく眠れました。
5時に起きて、山頂に日の出を見に行く。

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日の出ショーを満喫しました。
しかしここには虫がいる。 なぜだべ。
改めて、小屋の虫のいなさに感謝しました。

右が小屋、左がトイレ
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お世話になった小屋
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小屋のノートにはお姉さんからのコメント
【男心をわかっていらっしゃる】

小屋の中はこんな感じ
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6:40に出発 7:30には大股について
 かわらび荘
に昨日バスの運転手さんから聞いた高野山まで迎えに行く話を詰めにいく。
また、おばあさん、息子さんとコーヒーを飲みながら長話
高野山の観光協会にどのように伝えればよいかと考えながら高野山に向かいました。

高野山の観光協会のお兄さんにお話をし、大門着 13:00
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おまけやと思っていた町石道がこんなにつらいなんて、思ってもいなかった。
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九度山着 16:26
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九度山駅で電車に乗るときに
 橋本でビール買おう
とか考えていたら、ホームと電車の間が広く、そこに足を突っ込んでこけてしまいました。
見てくれていた人がとんで来てくれて、ちょっとした騒ぎ。
怪我無く、足もすんなり抜けて乗車
 お騒がせしました。

バスの運転手さんにも大変お世話になったお礼としてお菓子を送り、
今日届いたと連絡がありました。

伊勢、熊野三山、高野山と来て、ちょっと高野山、空海の勉強をしようかなと考えています。

おもしろいですね、これもきっと何かの巡り会わせです。

今の所、私の旅の虫は治まっていますが、次はどこに行きたくなるか。

一人でうろうろしていますが、経験者について学ぶ、という事も大切なことだと実感しました。
大峯奥駈道、大台ケ原、京都の山、六甲など企画している方がいらっしゃいましたら
ぜひ私にも声をかけてください。

小辺路のコース、標高などは下記を参考にしてください。自力ではようしませんでした。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-440982.html

あほな事ばかりやっていますが、これからも仲良くしてやってください。
よろしくお願いします。













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【小辺路宿事情】 No.4415

【小辺路宿事情】

私は野宿なのに、宿は関係ないのですが、

旅の間、いろいろな方とお話をして感じることがあったので少しだけ。







初日の大股でちゃんとしたご飯を食べてくなって、

クロネコヤマトの兄ちゃんに聞き、コースを大きく外れて

 かわらび荘

でラーメン定食を食べた。


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“ラーメン定食なんてあったかいな。”

(おばあちゃん 壁に貼ってある札を見て)

“あるなあ。”



一瞬、また、志村けんのような店かと思ったが、

ちゃんとしたラーメン定食を食べれた。







追い抜かした人と話をすると

高野山から本宮まで4日で行く人が多い。

 大股(野迫川温泉)、三浦口、十津川温泉

で泊まる様子。

しかし、三浦口には民宿が2軒、しかもそれぞれ2部屋ずつしかない。

野迫川温泉で予約を入れても、三浦口の宿が予約できないために

後から野迫川温泉の宿をキャンセルする方も多数。

また、これらの宿は世界遺産小辺路を歩く宿として

旅行会社によって全世界に発信されているそうで、英語をはじめ

スペイン語、ロシア語、中国語などのホームページのお陰で

日々、世界のお客さんが泊まりにくるそうです。



なら、三浦口で宿屋をしようと、誰もが思うのですが、

三浦口から買い物に行くところがない。

しかし、十津川村長の娘さんのお婿さんも同じ事を考えているようなので、

もうじき三浦口にオシャレな宿屋ができるかもしれません。乞うご期待。







一人歩きの人が高野山から小辺路への取り付きがわからず

散々迷ってその日に泊まる野迫川の宿屋に迎えに来てほしいと連絡が入る、

という話を2日目のバスの運転手さんがしてた。

その話には私もピーンと来た。

高野山周辺の地図は南海電鉄が出している高野三山/女人道コースのイラストマップが

案内板ともマッチしてて素晴らしいできばえなのですが、

小辺路との整合性が考慮されていなくて、女人道から小辺路に入るときにとても悩む。

http://www.nankai.co.jp/var/rev0/0003/4216/kouya-nanakuchi.pdf

3日目朝に再び

 かわらび荘

に寄り、おばあちゃんと息子さんとコーヒーを飲みながら

私の持っている3種類の地図を並べて

“高野山まで迎えにいく話”

を詰めた。

“お客さんほっとかれへんし、夕ご飯前の慌しい時間だと難儀なんですよ。”

“帰り高野山に寄るし、観光協会になんか提案してみますわ。”

“お願いします。”



小辺路に行きたい人は早く南に下りたい。

細かい話になるが、

案内板18番の轆轤(ろくろ)峠が他の地図にも載っている。

案内板19番にハッキリした南へ行く道があるのにX印でどこに行くかがよくわからない。

案内板20番で左に行けば女人道、右に行けば小辺路 と案内がある。

案内板18番、19番の間がかなり距離があり、私も19番の南の道にかなり踏み込んだ。

野性の勘でやっぱちゃうで、と思い、20番で正しい道に突き当たったので

進んだが、大きな荷物を担いでいたりすると19番南をそのまま行ってしまう人が

いるかもしれない。

宿のご主人と話していると千手院橋のバス停から小辺路に入る道も省略されているらしい。

イラストマップを直すのは大変だ、すぐにはできない。

コース上の案内板18番、19番に

 ”小辺路は20番を右です。”

のコメントを追記する事で迷う人は減るのではないかと考え、

高野山の観光協会中央案内所の男前のお兄さんに提案しておいた。

 ”また、歩いて確認してみます。”

との事だったので、改善されることを楽しみに待とう。





 私にしかわからない話を長々と書いてすみません。

明日は短い楽しい話を書くよ。














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【2日目の攻防 その2】 No.4414

【2日目の攻防 その2】

“じゃあ、気をつけてな。”

“いろいろとありがとうございました。”

おっちゃん二人に見送られ、山に登り始めたのは、空の明りがまだかすかに

残っている19:05でした。



歩き出して1分後にはすでに後悔していた。



だって、あまりにも真っ暗なのだもの。







“太陽が出たら出発しますんで一晩泊めていただけませんか。”

LEDライトを貸してくれたおっちゃんにお願いしたら泊めてくれるのではないか。

朝から伯母子岳に登り、寝袋を回収して帰った方が安全じゃないか。

立ち止まって考えていれば引き返すこともできたであろうに

これらの事を歩きながら、登りながら考えているからどんどん前に進んでしまう。



LEDライトで照らされた道は歩くべき道が白く浮き上がり何とかわかる。

10分も歩くと、正規の道にポコッと出てきた。


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 伯母子峠まで7.5km



正規の道に出てこれた嬉しさと、峠までの距離の長さに愕然とし、

前に進むしかないと腹をくくる。



ここからは朝通ってきた道



浮いている葉っぱの影に驚いたり、

猫か何か動いてビビッたり、

道を踏み外さないようにだけ気を付けながら進む。



小屋に誰かいたらどうしよう。

きっと、もう寝てるべ。

“トントン ガチャ 夜分お休みの所恐れ入ります。”

って入っていったら、中で寝てる人は絶対怖い。

こんな真っ暗の中を歩いて登ってくる人、普通おらんで。

 こいつ、アホちゃうか、と思われるやろうなあ。



大休憩した水ヶ元屋敷跡の立て札には 山姥 のお話がのってるし、

そんなん立て札に怖い話書かんでいいっちゅーねん。



そもそも何でこんな事になったかといえば、

 私の立てた計画があほすぎて、今の私ではそもそも無理。

 その計画があほすぎることに気がつかない、私の経験のなさ。

 計画の時点で経験者に相談すべきではないか。

 ポイントポイントでの私の判断は正しかったか?

 最後の最後でおっちゃんに泊めてください、ってなぜ思わなかったのか。

夜道を歩きながら、私の頭の中はループを続ける。







小屋が近づいてきた。

水場で2Lの水筒を満たし、小屋に向かう。







“トントン ガチャ 夜分お休みの所恐れ入ります。”

って、扉を開けたら・・・、

 無人だった。



寝袋も朝置いた場所にそのままいた。



よかった、助かった、無事に着いた。

本当にホッとしました。

嬉しかった。



19:05に登りはじめて、伯母子峠の小屋に着いたのは21:18



長かったのか、短かったのか、なんか必死な時間でした。







 なんとか無事だからよかったようなもののこんな事をしてちゃだめだよね。

よい子は真似しないように。



さすがに私も、このコースで行く、って言う人がいたら

 ”大丈夫、いけるいける” とはよう言いません。

 ”無茶やからもうちょっと考えよう。auならこのコースすべて圏外やし。”







私も小屋に無事に着いた事をバスの運転手さんに連絡したかったのですが、

auから連絡できたのは翌日の11時前、大滝からでした。







小屋でホッとして、身体拭いて、足を冷やして、パン食べて寝ました。

22:00就寝

小屋の中には虫がいないのです。

これだけでだいぶ助かったな。

 おやすみなさーい。














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【2日目の攻防】 No.4413

【2日目の攻防】

伯母子峠の小屋(標高1220m)は早寝のお姉さんと二人

お姉さん19時、私は19時半に寝て、共に4時に起きてごそごそ。
(前日18時半に私が着いた時、お姉さんはすでに歯磨きをしていた。)

用意をしながら、朝御飯を食べながらいろいろとしゃべり
私は寝袋を畳み、袋に一言書いて小屋にデポする。

お姉さんは山頂へ朝日を見に、
私は5時7分に本宮へ向けて出発

快調に下る。346mまで下る。

三浦峠を登る。1060mまで登る。

243mまで降りて、十津川温泉までのロード







7km程のロードを走り、また1050mの峠を越えなければ本宮にはたどり着かない。







私の当初の計画では、

 朝5時に出発して19時に伯母子峠の小屋に戻ってくるとして活動時間は14時間

 本宮にお参りして、道の駅でご飯を食べて12時に出発すれば、

 暗くなる前に小屋に戻ってこれるべ。

と考えていた。



基準時間3時間の三浦峠の登りを65分で駆け上がるものの

激しい下りに辟易し、気分が萎える。

トレイルならあまり考えずに目の前の足の置き場だけを考えて進めばいいのだが、

7kmのロードを走りながら、どうしようっかなア、ヒッチハイクしたいなあ、

と、悪魔と戦う。

昴の里でソフトクリームを食べて、気分を切り替え、果無峠に取り付くが

坂の急さに足が全然進まない。

峠まで17個の観音石像が立つが、二つ目の横で休憩したりしている。

もう厳しいよう。全然進まない。 帰りの事を考えると弱気になる。

(けど、内心は何とかなると思っている。)

果無峠(1050m)到着が12時30分 もう予定の時間を過ぎている。

本宮ははるか彼方。

小辺路 登りも厳しいが、下りが私にとって厳しすぎるねんなあ。

熊野川が見えた時には、なんとも感慨深いものがありました。


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時間は慌ててもしょうがないと思って、

道端のホースが出ている日陰で大休憩 座ってしまうと動けません。


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頭の中は

 本宮から十津川温泉までのバスがあるのは知っている。

 本宮から十津川温泉までヒッチハイクできへんやろうか。

 その心は 果無峠はもう越えたくない。文明の利器とお金でパスできるんやったら

 なんぼでも払うでえ。

 帰りはなんか考えるけど、とりあえず本宮まではちゃんと自分の足で完遂せな。


本宮にたどり着きました。14:25 やったあ。




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十津川温泉までのバスは15:26

とりあえず、それに乗る。 その後の事はその時に考える。
(帰れる気は全然していない。けど何とかなると思っている不思議)



お参りして、カキ氷を食べて、体勢を整える。


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15:26発 十津川温泉行きのバスに乗る。

運転手さんの後ろに座り、お話しする氣満々。

お客さんは私一人。

今晩、伯母子峠の小屋まで帰る予定のお話をする。

そしたら運転手さんが、

“それなら、わしと一緒に五百瀬(いもせ)まで帰ろう。”

“(@_@)でた!!”

訳がわかりません。

“わしの家が五百瀬(いもせ)で17:07のバスで帰るから、その後
 伯母子岳の登り口まで送っちゃる。それまで温泉でも入ってなさい。”

“伯母子岳の上り口にはいつ頃着きますか。”

“19時前には着くと思う。”


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バスに乗ることによって、果無峠はパスすると考えていたが、

三浦峠もパスできるらしい、しかも温泉がついてくる。

けど19時って、夕陽の明かりしか残ってないぞ。



バスターミナルに到着

十津川温泉の公衆浴場(300円)に浸かりながら、今までの疲れをとる。



水分とって、パン食べて

バスターミナルから17:07のバスが出発。

またしても客は私一人。



 十津川村は奈良県の4分の1を占める。

 この大きさは琵琶湖とほぼ同じ。

 人口は3500人



そんな話をしながら、運転手さんは顔見知りに会うとクラクションを鳴らし、

快調に道を進める。

乗り継ぎでちょっと割引がきくらしく、料金は1700円

そこでバスを降り、運転手さんの自家用車に乗り換えてまだまだ進む。


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“登山口より上から取り付く道がある。その方が登りが短くなるからそっちに行くか。”

“お願いします。”

“正規の道にポコッと出てくるから。”

“了解です。”



その上の登り口前にある家の方とも知り合いで、

“ここを上がれば伯母子岳に着くわな。”

“大丈夫じゃ。”

“電気は持っているのか?”

“持ってます。”(と私の懐中電灯を見せる。)

“こんなおもちゃみたいなんじゃだめだ。”

家のご主人が首から下げるLEDライトを貸してくれる。

“これで行けるか。”

“大丈夫です。”

“じゃあ、気をつけてな。”

“いろいろとありがとうございました。”

おっちゃん二人に見送られ、山に登り始めたのは、空の明りがまだかすかに

残っている19:05でした。







 長くなるので、続きはまた明日。









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伊勢路ツアーの装備一覧

伊勢路ツアーの装備一覧

PACK:
バックパック:Columbia Racemous LT18
 2015年4月に通勤ラン用に購入
 2015年12月に通勤ランからは外れましたが、
 マラニック、トレランから走り旅まで、私の相棒です。
  

SLEEPING:
スリーピングバック:LODGEオリジナル寝袋
 高校2年生の時に初の一人旅、自転車ツーリングで四国を半周する際に買いました。
 未だに現役ですが、933gあり容積がでかい。
 mont-bellのコンプレッションバッグ(s)でギューギューに圧縮してやっとこさリュックサックに収まります。

スリーピングパッド:Scorpion 輪行シート
グラウンドシート:もらい物のサバイバルシート
 ここが私の特徴ですが、荷物を減らすため、ほとんど地べたに寝ています。
 Scorpion輪行シートは自転車で旅をしていた頃に輪行袋として買ったもので、左右がボタンで開閉でき、真ん中がマジックテープ止めで、そこから被ればポンチョになる、というシートです。
 輪行シートを縦長に地べたに敷き、その上に防寒のためにサバイバルシートを敷いてその上に寝袋を敷いて、輪行シートを上から寝袋を包むように上からかけて寝ています。
 寒い場合は、サバイバルシートが二つ折りなので、その間に寝袋ごと挟まって寝てます。
 平地だし、東屋や草の上で寝ることが多いので、スリーピングパッドの必要性を今の所感じていません。
 今後、山で寝る練習を積んで装備の検討を行おうと考えています。

CLOTHING:
シャツ:大阪マラソンTシャツ(2013) 1枚
    大阪マラソンTシャツ(2015) 1枚
 洗濯してもすぐに乾くし、このシャツを着ているだけでコミュニケーションが取れるという優れものです。

ハーフパンツ:アディダス 昔から持っているハーフパンツ
 このパンツもすぐに乾くところが気に入っています。ポケットがあるのが便利。
  

ソックス:ビジョンクエスト 5本指ソックス 2足
 マラソンでもここぞというときは5本指ソックスです。ビジョンクエストはヒマラヤスポーツのプライベートブランドです。すぐに穴が開きますが安いからよしとします。
  

シューズ:ASICS GEL-XALION 2
 これもヒマラヤスポーツで安かったから買いました。靴でこだわっているのはマラソンの試合用シューズだけで、日頃の靴は特にこだわりはありません。
  

長袖:アディダス 昔から持っている長袖(水色)
 私が持っている長袖では軽くて暖かいような気がするので選抜
  

長ズボン:パタゴニア フーディニパンツ
 軽いパンツが欲しかったので思い切って買いました。
 私の身長は175cm位なのですが、Mではでかい。
 Sでよかったな。
 走る時はハーフパンツで、移動で公共機関に乗るときなど、便利に使っています。


上着:montbell EXライト ウインド ジャケット
 これも軽さ重視。雨が降るとまったくはじかないので雨具にはなりません。雨が降ったら輪行シートをポンチョにしようと考えています。しかし、これ1枚あるとないとで寒さの感じ方がまったく違います。軽くて小さく納まるのでどこにでも持って行きます。
  

下着:普段のパンツ 1枚
 ハーフパンツをはいている時はハーフパンツ一丁。
 長ズボンとセットで使用しています。
 トランクスが落ち着きます。

COOKING & WATER:
ストーブ:エスビット ポケットストーブ
 まーったく使いませんでした。
 これも大昔から持っているのですが、一度も使ったことがない。
 西ドイツ製です。
 本宮、小辺路などの山の中で使おうと考えていましたが、練習をして使いこなさないと自分の道具にはなりませんね。


クッカー:スノーピーク 焚
 下のカップははったい粉を食べる時や、味噌汁を飲むのに使いました。
 直接火にかけることがなかったので折畳めるプラカップがよかったと思いました。
 大きい器は出番なし。
 中にエスビットとインスタント味噌汁入れ場になっていました。
 火を使うか使わないか、行く前に検討して決めてしまうことが大切だと感じました


カトラリー:家にあったプラスチックのスプーン
 軽さ重視。情が移っちゃって、家でも一番活躍しています。

水筒:プラティパス 2Lボトル
 何かあったときに貯めておければ何とかなるかなと、迷った末に2Lを買いました。
 今回は2L満タンにすることはなく、少なくなったらちょっと足し500mlも入れることはなかったと思います。しかし、心強かった


OTHERS:
携帯電話:auのプリペイド携帯(カメラ兼用)
 電池の持ちは長い。(今回は念のために充電器を持っていきましたが)
 家との連絡はCメールで行いました。
 まあ、ここは私のへんなこだわりです。

時計:SEIKO スーパーランナーズ
 走り専門の時計です。
 いつも私の左手に引っ付いています。
 お守りみたいなものです。 いると安心する。


ライト:PETZL e+lite
 小さいけれど頼りになります。
 レバーで灯りの種類を変えられるので、
  前を照らす時は白ランプ
  後ろにアピールする時は赤の点滅
 と、いろいろ切り替えて使います。
 自動で巻き取り式の紐が付いているのですが、それを使って
  頭につけてヘッドライトにしたり、
  走っているときは右ひじにつけて後ろの車にアピールしたり
 大活躍でした。
 いざという時のために後3つ買って、家族に配ろうかな、と思うくらいです。


コンパス:Be-Palのおまけ
 大阪にいれば、山の場所である程度の方位はわかるのですが、地方に行けばどちらが北だかさっぱりわからない。
 メインの道に取り付けばその道をずんずん進んでいくだけですが、そこにたどり着くまでが迷うことが多いのではないでしょうか。
 私がコンパスを手に走ったのは初日だけでしたが、地図とセットでいつも持ち歩いています。

伊勢路ツアーのまとめはこちら





















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伊勢路ツアーまとめ

今回の伊勢路ツアーを旅日記風にまとめました。

1日目 4月29日 23km
 内宮、外宮、女鬼峠、柳原観音
  旅日記はこちら

2日目 4月30日 51km
 滝原宮、ツヅラト峠、古里温泉、展望台
  旅日記はこちら

3日目 5月1日 41km
 佐甫道、三浦峠、始神峠、馬越峠、天狗倉山、八鬼山峠、三木峠、羽後峠
  旅日記はこちら

4日目 5月2日 43km
 甫母峠(曽根次郎坂太郎坂)、二木島峠、逢神坂峠、波田須、大吹峠、松本峠、新宮、熊野速玉大社、神倉神社
  旅日記はこちら

5日目 5月3日 37km
 熊野那智大社、青岸渡寺、舟見峠、那智駅
  旅日記はこちら

4泊とも野宿で195km 
もうちょっと楽しみたかった氣持ちもあるけど
快く旅に出してくれた家族に感謝 ありがとう。

伊勢路ツアーの装備一覧はこちら











伊勢路ツアー5日目

伊勢路ツアー5日目

ちょっと寝たと思うが、やたら蚊が多い。
耳元でブーン、ぶーん言っている。
寝袋を被って潜っても聞こえる。
顔を出すとかまれる。
いやだなあ。

だいぶ粘ったが12:30にはあきらめた。
さんま寿司を食べて那智駅まで移動しよう。
駅前に道の駅もある様子だし、何とかなるだろう。
今日帰る、という思いもあった。
旅を続ける決断をしていたらどのような判断をしていただろう。

さんま寿司を完食。
寝袋を片付けて道に出る。1:20
左に海、国道42号線を南下する。
真っ暗だ。
熱くなる度に服を脱いでゆっくり走り続ける。
後ろから車がゆっくり近づいてきた。
なんだべ、神経を集中していたら、スピードを上げて抜き去っていったのは
小さいパトカーだった。

やっぱり怪しいよね。走る格好している分助かった。

眠たいような気もするが前に進む。
暗いので古道もくそもない、42号線に沿って進む。
歩道がなくなると車が怖いし、ヘッドランプを赤の点滅にして
右ひじにくくりつけて走る。
峠を越えないが、トンネルは更に怖い。
ヘッドランプを最大にしてこのときは前を照らす。
空氣が冷たくなったような氣もするし、真っ暗だし、水滴も落ちてくるし、
前は見えないし、トンネルは怖いよ。

那智に着いたのは3:10
道の駅で体勢を整え、JR那智駅で仮眠した。
コインロッカーに寝袋、クッカーを預けて5:00には那智大社に向けて出発
道の駅のお風呂が13:00に開くので、そのお風呂に入って14:39串本行き
に乗って帰ります。

大門坂
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見えたよ那智の滝
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まだ6:49なんだよな。
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本宮に向けて爪痕を残すよ。
出発前にどこまで進むかをよーく考えた。
コースタイムで3時間分進み、石倉峠にデンをして帰って来る。
コースタイムの半分くらいで進めるから4時間、11時。
そこから8km戻って13時までは駅に戻れるやろ。7:10
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800mを越えて、風が冷たい。
舟見茶屋跡で休憩しているともう雲の中に入ってしまったのか。
雨の子どもが目の前を通り過ぎていく。
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少し進んだが、舟見峠でギブアップ
コースタイム上で1時間40分 実際には1時間15分しか走っていませんが
私の心がビビッて、もう身体を前に進める勇気、気力がありませんでした。8:25
PT360001 PT360001

そこからは、怪我をせんように帰る。
つまらんかったなあ。時間は山のようにあったので、
今までにないゆっくりさで来た道を帰る。
高度が下がると、雨も降っておらず、少しずつ暖かくなってきたり、
無駄に長く休憩したりして、那智の滝に向かう。

なんかへんなものも見つけたよ。
PT360001

先ほどどこまで行くかを悩んだスタート地点に戻ってきても9:48
まだ朝じゃん。
那智の滝を観光して、
PT360001 PT360001
Aコープでお土産を買って、那智駅に帰りました。

お土産を再びコインロッカーに預け、風呂に入る。
JRの線路の向こうに太平洋の広がる温泉でしたが私の心は動かない。

しょぼんとした気分で大阪に帰りました。

今回はこんな終わり方でしたが、このような経験を通して
今も私の中で旅の続きというか、色々な事を考えています。

旅が長くなると疲労も溜まるし、情報もうまく入らないこともある。
それにより後から考えると誤った判断をしているかもしれません。

少なくとも今回の旅は私に大きな経験を与えてくれました。
この経験が減る事はない。

またなんかワクワクする事を思いついてニヤニヤしたいな。

こんなおっさんがいてもいいよね。

20160503

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伊勢路ツアー4日目

伊勢路ツアー4日目

朝起きて、寝袋をひっくり返して干している様子
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ベンチの横に寝袋をひいて、荷物をベンチの下に置いて眠ります。
起きたらベンチの上に荷物を広げて朝御飯を食べたりしています。

おっちゃんが先に旅立ち、私も5:43には出発
野宿チームの朝は早いよ。

峠の登り口で再びおっちゃんと再開し、握手で別れて
甫母峠に向かう。
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甫母峠についても6:39よ。
まだまだ一日は長い。

二木島駅で大休憩

思えばここからが今回の旅のメインイベントでしたね。

二木島峠、逢神坂峠

二木島峠を登り始めて、今回初めて道に迷う。

 あれ、おかしい。

と思いつつ1分ほど進む。

 やっぱりおかしい。

看板の所まで戻る。

もう一度進む。

おー、右に曲がるべきところをまっすぐ進んでいた。

危ない危ない。

二木島峠を越えて小走りで走っていたらこけた。

“5月3日の晩は雨降るらしいなあ。どうするべ。”

“5月3日は本宮で宿が取れたら、雨で濡れても何とかなるかな。”

とか、考えていたら、ずってーん。

幸い土の道で傷も右ひじのみ

しかし、胸は泥だらけ。 アドレナリンが出まくってドキドキする。

小川が見えたので傷洗い、洗濯を兼ねて大休憩する。

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峠を越えて入鹿の海水浴場でまた大休憩。9:32

振り返れば右ひじの出血が止まっていない。
リュックサックにどんどん血が増えていく。
困ったなあ。

ティッシュで傷を押さえて出発

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徐福の宮
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波田須の海
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カメラの限界で素晴らしさが伝わらないかもしれませんが、
素晴らしい天気だったんですよ。
素晴らしいところでした。
この景色に出会えただけで今回の旅に出た甲斐があったというものです。

よし次は最後の峠だ。 松本峠
しゃさーっと登って11:45
この景色を見たかった。しかし、新宮は見えないくらい先なのです。

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紀南ツアーデザインセンターで休憩し、お茶まで出してもらう。
お兄ちゃんとしゃべりかなり元氣が出ました。
“お昼ごはんはどこで食べますか?”
“花の窟神社まで行きますか。”
“行きます。”
“そしたら「花のいわや亭」がおすすめです。”
“ありがとう。” 楽しみだわ。

海岸一杯に広がるこいのぼりに目を奪われ、
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途中の獅子岩でも写真を撮って
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花の窟神社にお参りし、
(ここにも巨岩が)
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またもや前に進みません。

駐車場のおっちゃんに「花のいわや亭」を教えてもらったら、
ちょうど昼時で並んでた。13:04
お客さんのいない店より並ぶくらいのほうがいいよね。

兄ちゃんと相談して
海鮮丼セット+生中
今回はいいものばかり食べています。
ゆっくり味わって食べたよ。

店を出て、日陰で日焼け止めを塗って、靴紐を結んで 13:50
新宮まで22kmだって。
新宮駅の観光案内所から本宮に電話をして宿を押さえたい。
16:30には新宮駅に着きたいと好天の中、腰を上げました。

そこからは国道のkm表示で1kmのラップを取りながら
なるべく日陰を走る。
10kgになろうかという荷物を背負っていると、キロ6分半が
精一杯。 気楽に走ります。

道の駅パーク七里御浜でソフトクリームを食べようと寄り道 14:52
ここで流血事件発生!!
お姉さんに絆創膏をいただき、やっと傷口に貼る。

国号42号線は歩道もないところがあり、難儀した。
バイパスになっているところはさすがに突っ込む気力はなく
街に入る。
新宮の町に入る橋がかなり上流でめげる。
コカコーラの自動販売機があったら飲もう、と思っても
ダイドーばかりが目に付く。これは三重県ずーっとこの傾向でしたね。

街に入り、新宮駅を目指す。
やった、間に合った。16:40
観光案内所は17時半までやっていました。

本宮の宿一覧をもらい、電話をかけてみるが、
5月2日に5月3日の予約が取れるわけもなく敗退。

観光案内所のお姉さんに明日の天気を確認し、
明日の晩の本宮はかなり激しい天気と知らされる。
パッと距離を見ても、今日と同じくらいあるねんなあ。
しかも熊野那智大社、青岸渡寺から先は山。
貧弱な装備 びびる。

とりあえず熊野速玉大社、神倉神社に向かう。
熊野速玉大社の手前にユースホステルを発見
ここに泊まるのもよいかもと、候補の一つに入れる。
神倉神社の登り階段は強烈でした。
荷物をふもとにおいていけばよかった。

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山の頂上のゴトビキ岩という巨大な岩が御神体
今回の旅は巨大な岩と縁がある様子です。

観光地図を見ると
 熊野速玉大社と神倉神社は山の中でつながっている。
 速玉大社には熊野本宮大社から船で来た時の降り場がある。
ということに気がつきましたが、もうすでに18時 時間切れです。

ユースホステルは休業中なのか、うんともすんとも言わない。
観光地図を見ながら考える。
お、銭湯発見

銭湯に入ってさっぱりして、晩御飯食べながら考えるか。

新宮の町の並びがよくわからない。

「なぎの湯」でくつろぎ、身体を拭いていると、
“明日の夕方から大荒れで、・・・”
“G.W.は山の事故が相次ぎ、・・・”
とテレビがしゃべっている。

こりゃあかんなあ。

番台のお姉さんが外国の方で、おすすめの料理屋も教えてもらえず、
居酒屋で唐揚げとビールとご飯を食べるが、
ちょっとここで今までうまく行き過ぎていた人間関係情報網が
ずれてしもうたな。
何も情報が入らなかった。
ここがうまくいっていたら、後の展開がまた変わっていたかも知れないなあ。
私のモードが少し閉じていたのかもしれない。
振り返ると残念なポイントです。

居酒屋が空いていたので、観光案内所でいただいた地図を広げて
寝場所を探す。
伊勢路のイラストマップは速玉大社でゴールなのだな。

海っぺりに公園があって、体育館やトイレもある。
この辺にするか。
オークワで半額になった明日の朝御飯用さんま寿司とチューハイ、おつまみ兼行動食のミックスナッツを買って、寝るべき場所に向かう。

が、体育館の横は松林でまっくら。
トイレはどこにあるのさ。
歩道があって入っていくが、少し入ると歩道が見えないくらいまっくら。
急に足元に白いモノが、・・・。

 ベンチだった。

ビビリすぎて引き返す。

ランプを引っ張り出して、頭にセット。
再びトイレを探しに、 しかしないよ。

すっかり怪しい人間になってしまいました。

もう少し南かな、と道沿いを歩いていると、
トイレは墓地の横にありました。

 却下却下。

松林は南に続きそうなのでもう少し歩く。

松林が切れ、広い所があったので、左折
遊具があり、ゲートボール場のようでベンチや水道まである。

おおグッド、ここにしよう。
ヘッドランプの灯りで店を広げる。 蚊の餌食になるとも知らず。
幸いな事にここ3日は蚊がいるなと思ったのは2回くらいでほとんど気になりませんでした。

寝袋に入るときには、
“明日は那智駅に着いたらロッカーに荷物を預けて荷物を軽くし、少しだけでも本宮に向けて爪痕を残すのだ。で、JRに乗って家に帰る。”
と思っていました。

おやすみなさい。

20160502 

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伊勢路ツアー3日目

伊勢路ツアー3日目

寝てるときに気が付いたけど、東屋って言っても天井がある振りを
しているが屋根はなかった。
寝たまま、よく星が見えました。

よく寝たよ。

寝た場所はこんな感じ。
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手前の塀の向こう側に寝袋を敷いて寝ていました。
あまり気にしていませんでしたが、展望台の向こう側はこんな感じ。
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寝相がよくてよかったですねえ。
崖から落ちなくてすみました。

明るくなってきましたよ。
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寝袋を畳んでいるうちに太陽も出てきた。
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ほんまにうれしい。
私達は太陽の子どもって、感じがします。 俺だけ?!

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荷物を背負い、出発 5:25

若宮神社に出てきたのですが、ここには
“道が崩れているため立ち入り禁止”
の立て看板がありました。
実は昨日の入り口にもあったのですが、
その表示が見えないように逆さまに置いてあったのです。
事故なく、怪我なく出てこれてよかった。

今日もたくさん峠を越えますよ。

歩きながら思っていたのですが、
私の周りの走っている人はすごい人がたくさんいて、
絶えず刺激を受けているのですが、
そんな人が周りにいると感覚がだんだんおかしくなってくる。
普通のレベルが上がるというか、
自分が変人のレベルに首を突っ込んでいるというか、
私も毎日毎日走ってばかりで只者ではないなあと思うのだけど、
周りの人がこの感覚を薄めてくれるというか、
まあ、私も確実に変人の一人ですね。

また体力もあるのでしょうが、
看板に書かれている距離やコースタイムを参考にしても
その半分くらいで進めるので調子に乗り易いです。
まあ、心が元気なときはね。
身体が疲れてきて、心も疲れてくるとちょっと大変、
っていうことも今回の旅の終盤で存分に味わいました。

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これらは馬越峠の石畳です。
尾鷲地方は雨が多いため、道が崩れないようにこのようにしたらしい
のですが、誰が、どこからとか考えると、ピラミッドに匹敵するような
大事業だと思うのです。
世界遺産に認めてくれた方はここら辺の心持ちを理解してくれたのだなあ、と感心しながら走っていました。

馬越峠から、何を思ったか天狗倉山に足を伸ばしました。
劇坂!!
たまらんレベルの劇坂でしたが、
周りに登山の方も多く声を掛け合いながら登りました。9:50
頂上には見上げるほどのでっかい石
世の中不思議ね。なぜこんなでかい石が山の頂上にあるのでしょう。

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今から降りる尾鷲の町とその向こうに最大の難所と恐れられている八鬼山が見えます。

尾鷲の町に降りてからまた、ご飯を食べるところがない。
熊野古道センターもかなり遠い様子。
熊野古道センターと同じ場所にバイキング屋さんがある様子。
そこで昼ごはんを食べようと、てくてく歩く。
飽きるほど歩いて、着いたと思ったらバイキング屋さんはかなり坂の上で
かなりめげそうだったけど、めげないだけの粘りが出てきました。
そんなにいちいちめげていられない。
一歩一歩進めば何とかなるものです。

やっとご飯にありつけたぜ。 ゆっくり休憩だ。11:30
一杯目にちらし寿司と炊き込みご飯を食べて、
2回目がこちら。
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よく食べましたね。 
古道センターでも休憩し、日焼け止めを塗り直して出発。
いやいや、この手前、八鬼山峠に向かう気力がなえてて、古道センターで
出発を延ばしていました。

(どんだけビビッてるねん)

氣を取り直して出発しましたよ。12:55
天気もよすぎた。
峠の登り口で杖をgetして登り始める。

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あれ、写真これだけなのね。
杖が写っています。

町に下りたら駄菓子屋でアイスを買って食べながら進み
120mの三木峠と140mの羽後峠へ。

足は八鬼山峠の下りでプルプルきている。
登り道の看板で

“八鬼山峠で足を使った旅人はこの区間は舟で三木峠、羽後峠はパスした。”

と書かれている。

 ”そうなのかよ。昔の人の気持ちよくわかるわ。”

とぼやきながら、古道に入るとちゃんと厳しい石畳

120mの三木峠まで登りましたよ。
羽後峠へは農道をうまく使い、かなり楽をして140mの峠にたどり着きました。
昔の人はこんな思いをしてまでお参りしたかったんかなあ。
こんな思いをしてでもお参りをしたかったのだなーと昔の人の氣持ちをおもっていました。

また、この区間はおもてなし隊かな、何かと古文書を立て札にして掲示してくれていて、その中でも通行手形が
“この手形を持っているなに何なに兵衛が行き倒れたら初七日まではお願いします。この地元への連絡は不要です。”
と書かれていて、昔の人はそれだけの覚悟を持って旅に出ているのだなあ、と感心しました。

賀田駅前の食堂でご飯を食べつつ、寝るところを決めようと考えていたのですが
5月1日から5月5日まで休暇をとるとの貼紙があり、
どうするべと、ちょっと戻る。
手前のトイレがある駐車場に泊まりそうな車があったので、
そこを確認し、酒屋で晩御飯やアルコールを買って、
そのおっちゃんに挨拶し、私もそこで寝ることに決めました。

そのときの詳細はこちら

夜中”ジー”と鳴く音の元を探りに行きました。
バッタの様子でした。
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おっちゃんと晩遅くまでしゃべったと思ったけど20:30
には眠っていました。

おやすみなさーい。

20160501 

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伊勢路ツアー2日目

伊勢路ツアー2日目

朝方にかけて放射冷却現象でより寒くなる。
夜中は星がきれいだったが、
途中からほっそい三日月が煌々と照っていた。

4時頃には起床、寝袋に包まりながら朝御飯を食べる。
明るくなるにつれて順次片付けを行い、5時8分の時点で下記のとおり。

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さて、今日はどこまで進めるのだろうか。

5時30分には出発。
昨夜食べた食堂の前を再び通り西を目指す。

国道42号線をひた走り、道の駅おおだいで大休憩
7時40分~8時20分

滝原宮までの間に三瀬坂峠があるが三瀬坂峠を越えるためには
コース的にバックしなければならない。
(古道の場合は川を渡してもらっていたため)
(現在は橋が出来て迂回している)
国道42号線の快適さにうつつをぬかし、滝原宮を目指す。

シーンとしたさわやかな場所でしたよ。

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この日は黙々と走る。
昨日気になった胃もまったく気にならない。
腹が減ったらミックスナッツをほおばりながら走る。

運んでいる食べ物が多すぎて、脱いだ服を入れる場所がない。
リュックサックのチャックがはちきれそうだ。
長袖シャツは納まらずにリュックサックの上の持ち手にくくりつけているほどです。

水筒は2L入るプラティパスに適当な量の水を入れて
丸めてリュックのサイドポケットに。

ツヅラト峠に向かいます。

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ツヅラト峠からは太平洋が見えましたよ。14:00

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食堂で大休憩をしたかったが、地方の食堂は休業中か、準備中が多く
なかなか足を止められない。

思わず開いていた”干物屋さん”に入り、お姉さん方とお話をして力をもらう。
温泉は古里温泉がある。
ご飯は「秀」さんがおいしいらしい。

先に温泉が見えてきたので、温泉に浸かる。16:10
脱衣場のかごがなくなるくらいたくさんお客さんがいました。
来ていた服もこそっと持って入り、
洗面器の中でジャブジャブ。
汗が抜けただけでしょうが、洗濯した氣になりました。

2013年の大阪マラソンTシャツを着てくつろいでいたら、
2011年第1回大阪マラソンの袋をお風呂バックにしたお姉さんに
声をかけられ、大阪マラソンの輪を感じました。

そこのカウンターでもご飯は「秀」さんを薦められ
洗濯物をしぼりながら、歩きで向かう。

しかし、田舎の「すぐ」をなめてた。
歩きではたどり着かない。
不安になり、引き返そうかな、というレベルでしたが、前に進む。
こんな時スマホを持っていると安心やな。 ドキドキせんですむ。
好きで持っていない私はこのドキドキを楽しむのだ。

やっとこさ「秀」のお店が見えて、17:10
なのに次々と駐車場に車が入り、偉い店やな、と。
一人で席を占めたらあかんと、自らカウンターに座りました。

ここのお料理がおいしかった。
磯飯てんぷら定食 1300円 + 瓶ビール

カウンターに座っていると、
配膳されるお料理が脇を通っていくのですが、
どれもこれもおいしそうで唐揚げなんかすごくでかいのが
6つくらいのっている。 お刺身もおいしそう。

皆が「秀」さんと、”さん”付けしている気持ちがよくわかりました。

私も家族を連れてきたいよ。

ごちそうさま。 さて寝場所を探しますか。

初めから展望台(東屋)で寝ようかと考えていましたが、
なかなかそこにたどり着かない。

地図をよく読んで、廃業したホテルの脇を抜けて、海っぺりに出る。
もうちょっと暗くなっていたらよう行かんかったやろうなあ。

目指す展望台があったのでホット一息。
目の前はこんな景色でした。

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紐で洗濯物を干し、
18:30には寝る用意ができて、
19:00日が沈むと共に眠る。
疲れているとはいえ、さすがに早すぎますなあ。
今日を振り返るとか、明日の作戦を立てるとかなんか考えよう。
まあ、寝ましたけどね。

20160430

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